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12月3日(現地時間2日、日付は以下同)。ミルウォーキー・バックスはホームのファイサーブ・フォーラムでロサンゼルス・レイカーズを迎えるも、今シーズンワーストの133得点を許し、129-133で敗れた。
それでも、この日バックスが記録した129得点は、レギュレーション(12分×4クォーター)としては今シーズン最多。ヤニス・アデトクンボが40得点7リバウンド5アシスト1ブロック、6本の長距離砲を決めたドリュー・ホリデーが28得点6リバウンド9アシスト、ボビー・ポーティスが15得点10リバウンド、ブルック・ロペスが13得点7リバウンド3ブロックをマーク。
そしてこの試合でバックスはクリス・ミドルトンが待望の今シーズン初出場。約27分のプレータイムで17得点7アシストを残してみせた。パトリック・ベバリー相手に、左エルボーからワンレッグのフェイダウェイジャンパーを成功させると、アデトクンボへロブパスを上げて息の合ったアリウープダンクを演出。さらには左ウイングやトップ下から鮮やかな長距離砲を繰り出し、見事にスプラッシュさせており、アデトクンボとの2メンゲームからペイントへ侵入してレイアップも決めるなど、上々の復帰戦となった。
「コートへ戻って、みんなとプレーし、競い合えて本当にいい気分さ。今はいろんな感情が込み上げている。ここ数カ月というもの、多くのことを乗り越えてきたんだ。喜びや悲しみ、不安、イライラすることもあった。ようやく戻ってプレーできた。そういったことが消え去ったから、すごくいい気分だね」
試合後にそう語ったミドルトンは、昨シーズンのプレーオフ、シカゴ・ブルズとのファーストラウンド第2戦で左ヒザの内側側副靭帯捻挫となって戦線離脱し、ボストン・セルティックスとのカンファレンス・セミファイナル期間中に復帰できずにシーズンを終えていた。今年7月上旬には、昨シーズンのオールスターブレイク前後から痛めていた左手首(靱帯損傷)の修復手術を断行したことで、開幕戦から出場できずにいただけに、初出場はミドルトンにとってうれしかったに違いない。
ミドルトンとともにバックス在籍10シーズン目を迎えたアデトクンボは、試合前に「クリスが戻ってくるのがすごく楽しみだね。僕はクリス不在で20試合プレーしてきた。寂しかったよ。彼は僕のゲームをものすごく楽にしてくれる。リーグでもベストプレーヤーの1人なんだ。このチームにとって重要な選手であり、相手にとっても大きな脅威になる。僕らのチームでベストなクローザーと言ってもいいくらいね」と話していた。
ホリデーも「彼が戻ってきてくれて本当に良かった。できたら彼のためにも勝ちたかったけどね。でも彼がいることで、ゲームをたやすくしてくれるんだ」と話していることから、この男の復帰によってバックスがさらに勢いづくかもしれない。
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