2022.12.30

キャリア3度目の30得点を挙げた八村塁「試合の流れを変えるプレーができた」

サンズとの試合でキャリア最多タイとなる30得点を挙げた八村/写真は現地12月27日のシクサーズ戦のもの[写真]=Getty Images
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 12月29日(現地時間28日)、ワシントン・ウィザーズが試合後に行った選手やヘッドコーチのインタビューの模様を、クラブ公式Twitterで伝えた。

 ウィザーズはホームでフェニックス・サンズを127-102で破り、3連勝を飾った。この試合では八村塁が27分42秒の出場で30得点5リバウンド1アシスト1ブロックと躍動。フィールドゴール成功率は84.6パーセント(11/13)と高確率にシュートを決め続けると、ベンチ出場ながらチームハイの得点を記録した。

 自身3度目であり、キャリア最多タイとなる30得点を挙げた八村について、ウェス・アンセルドJr.HCは「彼はすごく大きなインパクトをもたらした。最初から縦に攻めて積極的だったし、いいシュートを選んだ。気迫たっぷりでハングリーにプレーしていたよ」と評価した。

 また、チームメートのデロン・ライトは、「塁は素晴らしかった。彼のベンチからの貢献はすごく貴重だよ。チームが停滞している時間帯に、彼の得点力が相手ディフェンスに圧力をかけてチームを救ってくれる」と要所でウィザーズのオフェンスを活性化させた八村を絶賛した。

 エースのブラッドリー・ビールが不在だったこともあり「最初から積極的にいった」と話す八村は、「試合の流れを変えるプレーができて良かった」と自身のプレーを振り返った。

 過去2度の30得点はスターターとして記録しており、「ベンチスタートはまだ慣れない部分がある」と語る八村だが、「(現在のスターターの)選手たちはみんな優れているし、それはコーチ陣の判断です。僕は任された役割を果たすことだけに集中しています」と語り、シックスマンとしての役割を全うすることにファーカスしているようだ。

「コートに立っていなくても試合の状況を常に把握することが大事」と途中出場する際の心得を語った八村。シーズン前半はケガ人が多く出たこともあり、ウィザーズは現在15勝21敗でイースタン・カンファレンスの12位となっているが、八村がベンチからチームに勢いをもたらすことができれば、後半戦での巻き返しは十分に可能だ。

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