2023.02.27

ニックスとのバイアウトについてローズが否定「誰ともそのことについて話していない」

今シーズン、出場時間が激減しているローズ[写真]=Getty Images
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 今シーズン、2年ぶりのプレーオフ進出を狙うニューヨーク・ニックスは、2月27日(現地時間26日、日付は以下同)を終えた時点でイースタン・カンファレンス6位の35勝27敗と、プレーオフ出場圏内をキープしている。

 このチームにはオールスターフォワードのジュリアス・ランドル、ガードのジェイレン・ブランソン、フォワードのRJ・バレットという3本柱がおり、その周囲をクエンティン・グライムズやイマニュエル・クイックリーミッチェル・ロビンソンらが支えており、10日のデッドラインに成立した4チーム間トレードではジョシュ・ハートという有能なロールプレーヤーも加えた。

 その一方で、チーム最年長(34歳)で13年のキャリアを誇るデリック・ローズは、年明けから試合に出場しておらず、26日のニューオーリンズ・ペリカンズ戦で久々にコートへ立ち、2分21秒プレーして無得点に終わっていた。

 シカゴ・ブルズに在籍していた2011年にシーズンMVPを獲得したローズは、今シーズンここまで27試合のみの出場で、平均12.5分5.6得点1.5リバウンド1.7アシスト。

 来シーズンの契約がチームオプションのベテランガードは、もしニックスから契約がバイアウトとなればフェニックス・サンズが獲得できるかどうか注視していると、先日『Bleacher Report』のクリス・ヘインズ記者が報じていた。

 もっとも、ローズは昨年12月に『The Athletic』へ公開された記事のなかで「僕はNBAで数多くの経験を積んできた。今は若手たちへ教えるというポジションにいる。ティブス(トム・シボドーHC)が必要としてくれるなら、僕はリズムをつかんでやりたいようにプレーすることだってできる」と話しており、27日に『NEW YORK POST』へ掲載された記事のなかでもバイアウトについては否定していた。

「いや、僕は誰ともそのことについて話していない。僕自身、考えてもいないんだ。僕はいま自分がやっていることに集中している。自分が追い求めてもいないことや話したこともないことについて考えるのは難しいことだね」

 ニックスのバックコートにはブランソンとグライムズ、クイックリーに加えてマイルズ・マクブライドもおり、ハートもスライドできることから、ローズはローテーション外となっている。

 それでも、ローズはベテラン、あるいはメンター(助言者)として若手の支えとなっており、彼らをサポートしているということなのだろう。

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