2023.04.21
今シーズン。ロサンゼルス・クリッパーズはカワイ・レナードとポール・ジョージという2枚看板を軸に、フランチャイズ史上初のNBAファイナル進出、そしてリーグ制覇を目指して戦っている。
だが3月23日(現地時間22日、日付は以下同)にジョージが右ヒザ捻挫のため、2~3週間後に再検査をすることになると『ESPN』が報道。今シーズン平均23.8得点6.1リバウンド5.1アシスト1.5スティールを残す万能戦士を欠くこととなった。
そうして迎えた24日のオクラホマシティ・サンダー戦。クリッパーズは127-105で快勝。レナードがゲームハイの32得点に6リバウンド6アシスト4スティールを残したことに加え、ボーンズ・ハイランドが16得点4リバウンド7アシスト、テレンス・マンが14得点、ニコラ・バトゥームが12得点2スティールをマーク。
そしてこの試合でレナードに次ぐ得点を奪ったのが、ユタ・ジャズとの契約をバイアウトし、ウェイブ(保有権を放棄)された後にクリッパーズ入りしたラッセル・ウェストブルックだった。
34歳のベテランポイントガードは、29分37秒のプレータイムでフィールドゴール成功率61.5パーセント(8/13)、3ポイントシュート成功率50.0パーセント(2/4)、フリースロー成功率75.0パーセント(6/8)で24得点に2リバウンド7アシスト1ブロックで勝利に大きく貢献。クリッパーズで先発ポイントガードを務めるウェストブルックは、27日を終えた時点で14試合に出場して平均29.6分14.1得点5.0リバウンド7.1アシスト1.1スティールを残している。
そんなウェストブルックを、レナードは『Clutch Points』へこのように評していた。
「(僕らには)殿堂入りするポイントガードがフロアにいてくれる。彼はチームへエナジーを持ち込み、ペースももたらしてくれる。それに(オフェンスとディフェンスの)両エンドでプレーし、リバウンドも取ってくれる。最高の仕事をしてくれているよ」
クリッパーズは26日にニューオーリンズ・ペリカンズ戦を落としたことで、ウェスタン・カンファレンス5位の39勝36敗。28日のシカゴ・ブルズ戦を終えると、ウェストのチーム相手にアウェー3連戦が待ち構えており、プレーイン・トーナメントを回避してプレーオフへと駒を進めるためには、必勝態勢が続く。
ジョージをケガで欠くクリッパーズで、レギュラーシーズン通算トリプルダブル数でNBA歴代トップの198度を誇るウェストブルックの存在感は、着実に増していると言えるだろう。
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