2023.04.09

2連覇を目指すトンプソン「健康なら、僕らを倒せるチームがいるとは見ていない」

プレーオフへ向けて自信をのぞかせたトンプソン[写真]=Getty Images
バスケ情報専門サイト

 ゴールデンステイト・ウォリアーズは、4月8日(現地時間7日、日付は以下同)に敵地でサクラメント・キングスを119-97で下し、今シーズンの戦績を43勝38敗とした。

 NBAでは翌9日にレギュラーシーズン3試合が行われ、ロサンゼルス・クリッパーズ、ミネソタ・ティンバーウルブズ、ユタ・ジャズが勝利を収めており、10日の最終日に全30チームが最終戦に臨む。

 昨シーズンの王者ウォリアーズは、9日を終えた時点でウェスタン・カンファレンス6位。5位のクリッパーズ(43勝38敗)とはゲーム差なしで、7位のロサンゼルス・レイカーズ、8位のニューオーリンズ・ペリカンズ(いずれも42勝39敗)が1.0ゲーム差で追っているという状況。

 10日に対戦するポートランド・トレイルブレイザーズはウェスト13位の33勝48敗で、すでにプレーイン・トーナメントへ出場できる可能性が消滅している。9日のクリッパーズ戦ではデイミアン・リラードジェレミー・グラントアンファニー・サイモンズという主軸を含む計9選手が欠場していることから、着実に勝利を手にしてウェスト6位以上を確定し、プレーインを回避してプレーオフ出場を決めたいところ。

 もっとも、2連覇を狙うウォリアーズはここ9戦で7勝2敗と大きく勝ち越しており、クレイ・トンプソンは「自分たちが健康なら、7ゲームシリーズで僕らを倒せるチームがいるとは見ていない」と自信を見せていた。

 このチームにはステフィン・カリー、トンプソン、ドレイモンド・グリーン、ジョーダン・プール、ケボン・ルーニーというコアメンバーがおり、昨シーズンのリーグ制覇に絶大な貢献を見せたアンドリュー・ウィギンズもプレーオフから復帰する見込みで、彼らの周囲にはジョナサン・クミンガやゲイリー・ペイトン二世、ドンテ・ディビンチェンゾといった選手たちがいる。

 トンプソンはチームとしてフォーカスしなければいけないことを3つ挙げている。ボールを大事にすること、バッドショットで妥協しないこと、そしてディフェンスでコミュニケートしていくこと。「それをこなせば、僕らは連覇に向けて最高の位置まで行ける」とトンプソンは言う。

 ここから連覇に向けて最も重要な時期を迎えるだけに、ウォリアーズの選手たちには是非とも健康体を維持し、勝利を最優先に戦い抜いてほしいところだ。

クレイ・トンプソンの関連記事