左手人差し指を裂離骨折しているキングスのフォックスが第5戦に出場へ「僕は大丈夫さ」

　4月26日（現地時間25日、日付は以下同）。サクラメント・キングスはチーム練習をこなし、前日に利き手である左手の人差し指の先端を骨折していると報じられたディアロン・フォックスが、コンタクトなしの練習へ参加していた。

　この日フォックスは裂離骨折している左手の人差し指へそえ木をつけてシューティングをこなしており、練習後に記者たちの前で「問答無用だ。僕はプレーする」と発言していた。

　現在、キングスはゴールデンステイト・ウォリアーズとの「NBAプレーオフ2023」ファーストラウンドを繰り広げている最中で、シリーズは4戦を終えて両者譲らずの2勝2敗。27日にキングスのホーム、ゴールデン1・センターで開催される第5戦を制したチームが、カンファレンス・セミファイナル進出へ王手をかけることができる。

　その重要な一戦に向けて、フォックスは「シュートはできる。僕らがプレーを始めれば、痛みも消えていくさ。僕としては普段どおりのショットを打てる気がしている。だから僕は大丈夫さ」と、出場すると語っていた。

　今シーズンの最優秀クラッチプレーヤー賞に選ばれた男は、ステフィン・カリー（ウォリアーズ）と並んで両チーム最多タイとなるシリーズ平均31.5得点に6.0リバウンド7.0アシスト2.5スティールを記録。

　第4戦でも第4クォーターだけで12得点を奪取し、ゲームハイの38得点に9リバウンド5アシストと、相手の脅威となっていただけに、2連勝から2連敗に陥っているキングスが再び勝利を飾るためには、やはりこの男の活躍が不可欠となる。

「結局のところ、僕は大丈夫さ。シュートだってできている。それに、シーズンのこの段階だと、誰でもなにか（ケガや痛み）を抱えている。確かに、骨が折れてはいないかもしれないけど、誰だってどこかを痛めているものなんだ。だからプレーを続けるのさ。僕もその点は心配していない」とフォックス。

　キングスの相手は昨シーズンの王者であり、プレーオフ経験が豊富なウォリアーズ。チームのトップスコアラーであり、プレーメーカーでもあるフォックスが、第5戦でどんなパフォーマンスを見せてくれるかは必見だ。