2023.06.22
5月13日(現地時間12日、日付は以下同)。ゴールデンステイト・ウォリアーズは敵地クリプトドットコム・アリーナで行われた「NBAプレーオフ2023」のウェスタン・カンファレンス・セミファイナル第6戦に101-122で敗れたことで2勝4敗となり、シリーズ敗退が決まった。
昨年までの8年間で計4度の優勝、6度のNBAファイナル進出を果たしたウォリアーズは、スティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)が就任した2014-15シーズン以降にプレーオフへ出場した年としては初となるファイナル進出を逃した。
プレーオフ敗退から一夜明けた翌14日。ウォリアーズはオフシーズンにドレイモンド・グリーンと新たに複数年の契約を結ぶべく、話し合いをしていく意向だと『The Athletic』が報道。
ウォリアーズ在籍11年目を終えた33歳のグリーンは、公称198センチ104キロのフォワード。レギュラーシーズンでは73試合の出場で平均31.5分8.5得点7.2リバウンド6.8アシスト1.0スティールを残し、フィールドゴール成功率は自己最高の52.7パーセントを記録。
通算9度目のプレーオフでは、12試合で平均30.6分9.4得点6.9リバウンド6.8アシスト1.5スティール1.0ブロックを残し、攻防両面でチームに不可欠な選手であることを証明した。
そんなグリーンは来シーズンに約2759万ドル(約37億5224万円)という契約があるのだが、プレーヤーオプションとなっているため、本人が破棄すれば制限なしフリーエージェント(FA)になることが可能。
4度の優勝経験を誇るグリーンは、ステフィン・カリーやクレイ・トンプソンのシュート力を生かすプレーメーカーとしての能力に加え、複数のポジションをガード可能で、絶妙なタイミングでカバーできるディフェンス力があり、今シーズンは通算8度目のオールディフェンシブチーム入りも果たした。
同メディアはもしグリーンが制限なしFAとなれば、複数のプレーオフチームが触手を伸ばすと報じているのだが、現状ではグリーンとウォリアーズ側の双方がこれから先も関係を続けていくことに関心を示しているという。
また、NBAインサイダーのマーク・スタイン記者は、5月中旬に今シーズンを終えたことで、グリーンが今夏の「FIBAバスケットボールワールドカップ」にアメリカ代表として“たぶんプレーする”と話していたと報じた。
FIBAランキング2位のアメリカは、8月25日からフィリピン、日本(沖縄)、インドネシアで開催されるW杯のファーストラウンドでグループCに入っており、フィリピンのマニラでヨルダン(同33位)、ギリシャ(同9位)、ニュージーランド(同26位)と戦うこととなる。グリーンは2016年のリオデジャネイロ・オリンピック、2021年の東京オリンピックに出場していずれも金メダルを獲得してきたのだが、W杯の出場経験は皆無。
現在、アメリカ代表の指揮官はカーHCが務めており、カーHCが同代表のアシスタントコーチ(AC)を務めていた時にグリーンはオリンピックへ出場していた。そのため、カーHCが描く新たなアメリカ代表のシステムなどを選手たちへ浸透させていくうえで、グリーンはその繋ぎ役となり、ベテランのリーダー格を務めることも可能だろう。
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