2023.06.07

右手骨折のタイラー・ヒーローがファイナル第3戦も欠場…ヒート指揮官が現状を語る

第3戦も欠場することが発表されたヒーロー[写真]=Getty Images
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 6月7日(現地時間6日、日付は以下同)。「NBAファイナル2023」で対戦しているデンバー・ナゲッツとマイアミ・ヒートがメディア対応をこなし、翌8日にフロリダ州マイアミのカセヤ・センターで開催される第3戦に向けてチーム練習をこなした。

 両チームによる今年の頂上決戦はここまで1勝1敗のタイ。2日の初戦をナゲッツ、5日の第2戦をヒートが制しており、次戦に勝利したチームが2勝1敗でシリーズをリードすることとなる。

 そうしたなか、ヒートはタイラー・ヒーローが第3戦も欠場することを発表。ミルウォーキー・バックスとの「NBAプレーオフ2023」のファーストラウンド初戦で右手を骨折し、手術を受けていたヒーローは、ファイナルが始まる前の時点で第3戦の復帰を目指しているという報道もあった。

 ヒートのエリック・スポールストラHC(ヘッドコーチ)はメディア対応の際、ヒーローの現状についてこのように語っていた。

「彼はこのグループと一緒に練習をした。この後にフルコンタクトのワークアウトをしていくことになるだろう。我々はそれを評価していく。今日とおそらく(翌日も)、トレーニングスタッフと会って、このプロセスを続けていく。彼はまだクリアになっていない。それが現状なんだ。ただ、我々は彼がこなしていることを励ましているよ」

 ヒーローが最後にプレーしたのは4月17日。1カ月半以上が経過しているため、もし戦列に復帰できたとしても、すぐさまスターター起用やベンチから長時間プレーさせることはないだろう。

 ただ、レギュラーシーズンで平均20.1得点5.4リバウンド4.2アシストを残していたことから、オフェンス面で起爆剤となる可能性を秘めていることは間違いない。

 なお、ヒートはシリーズ2戦を終えてバム・アデバヨが平均23.5得点11.0リバウンド4.5アシスト、ゲイブ・ビンセントが同21.0得点4.0アシスト、ジミー・バトラーが同17.0得点5.5リバウンド8.0アシスト、カイル・ラウリーが同10.0得点4.0アシストと、4選手が平均2ケタ得点を残している。

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