2023.08.18
ミルウォーキー・バックスのヤニス・アデトクンボは、NBAキャリア10年目となった2022-23シーズンに平均32.1分31.1得点11.8リバウンド5.7アシストにフィールドゴール成功率55.3パーセントを残した。
バックスはレギュラーシーズンでイースタン・カンファレンスならびにリーグベストの58勝24敗を残し、アデトクンボは7年連続7度目のオールスターに選ばれたほか、5年連続でオールNBAファーストチームに選出。
優勝候補として臨んだ「NBAプレーオフ2023」で、第8シードのマイアミ・ヒートに1勝4敗で敗れたことでファーストラウンド敗退に終わったものの、28歳のフォワードはリーグ最高級の実力者として今シーズンも暴れ回った。
そのアデトクンボは、ギリシャ代表としてもこれまで数多くの国際大会へ出場してきた。同代表は「FIBAバスケットボールワールドカップ2014」は9位、「FIBAユーロバスケット2015」では5位、「FIBAバスケットボールワールドカップ2019」では11位に入ってきた。
そして昨年9月に開催された「FIBAユーロバスケット2022」では大会ベストの平均29.3得点に8.8リバウンド4.7アシスト1.5スティール、フィールドゴール成功率56.6パーセントをたたき出し、オールトーナメントチーム(ベスト5)に名を連ねており、ギリシャは5位でこの大会を終えている。
FIBAランキング9位のギリシャは、8月25日から幕を開ける「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」への出場が決まっている。グループCに入っており、アメリカ(同2位)、ニュージーランド(同26位)、ヨルダン(同33位)とともにフィリピンのマニラでグループフェーズを繰り広げることとなる。
ただ、6月29日(現地時間28日)に『BasketNews』が報じたところによると、アデトクンボが今夏のワールドカップへ出場するかどうかは“ダウトフル(Doughtful=疑わしい)”ようだ。
同メディアは『SDNA』の“Magic EuroLeague”のリポートを紹介しており、アデトクンボが足のケガを抱えていることから、バックス側は100パーセントの健康体でなければこの男を国際大会の大舞台へ送り出すことはないとのこと。
アデトクンボ自身としては、ワールドカップでプレーしたい思いがあると記しているのだが、足に痛みを抱えている現状で、ギリシャの大黒柱が今大会へ出場するチャンスは50パーセント未満と『BasketNews』が報じている。
アデトクンボは言うまでもなくバックスのフランチャイズプレーヤー。来シーズンのバックスは、マイク・ブーデンホルザーHC(ヘッドコーチ)の後任として就任したエイドリアン・グリフィン新HCの下で再出発を図るため、健康体を取り戻して新シーズンを迎えてほしいということなのだろう。
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