2023.05.29

ヤニスはエイドリアン・グリフィンへバックスの次期指揮官になることを保証していた?

バックスの大黒柱アデトクンボ[写真]=Getty Images
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 5月28日(現地時間27日、日付は以下同)。ミルウォーキー・バックスは、マイク・ブーデンホルザー前HC(ヘッドコーチ)の後任として、エイドリアン・グリフィンと契約することになると『ESPN』が報道。

 現役時代にウイングプレーヤーとしてNBAで9シーズンプレーしてきたグリフィンは、2008-09シーズンから複数のNBAチームでアシスタントコーチ(AC)としての経験を積み、ここ5シーズンはトロント・ラプターズでACを務めてきた。

 『NBA on TNT』、『Bleacher Report』でシニアNBAインサイダーを務めるクリス・ヘインズ記者によると、ヤニス・アデトクンボはグリフィンへバックスの次期指揮官になることを保証していたという。

 ここ数年、新たな指揮官を探すチームがあるなかで、その候補に挙がっていたグリフィンは、近日中にバックスの新HCとして発表されることになると『ESPN』は報じている。

 2019年に球団史上初優勝を達成したラプターズで、グリフィンはネイト・ビョークレン(現ラプターズAC)やフィル・ハンディ(現ロサンゼルス・レイカーズAC)、ジェレミー・キャッスルベリー(現ロサンゼルス・クリッパーズAC)らとともにACを務めてきた。

 28日に『Toronto Sun』へ公開された記事のなかで、グリフィンをACとして加えた当時、ニック・ナースHC(前ラプターズ指揮官)は「本当にうれしいね。彼はファーストクラス、コーチとしても人間としても最高クラスだから、彼と契約できたことは非常に大きいこと」と話していた。

「彼へ伝えたことの1つは、私がオフェンスを教えていくこと、練習では彼にいくつか指揮を執ってもらうことだった。彼の成長のためさ。彼はヘッドコーチになるから重要なんだ。彼はやがてこのリーグでヘッドコーチを務めることになる。だから、我々はその準備ができるように助けたい」

 グリフィンはアデトクンボというリーグ最高級の実力者が所属するバックスの指揮官として、どれだけ多くの勝ち星を手にし、成功を収めることができるのか。まずは正式発表を待ちたいところだ。

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