2023.07.07

バックスのアデトクンボが左ヒザを手術…開幕は間に合う見込みも、ワールドカップは微妙

NBAキャリア10年目を終えたアデトクンボ[写真]=Getty Images
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 7月6日(現地時間5日、日付は以下同)。ミルウォーキー・バックスのエイドリアン・グリフィン新HC(ヘッドコーチ)は、ヤニス・アデトクンボが左ヒザの“ルーティン”の手術を受けたことを明かした。

 昨シーズンを通して、アデトクンボは軽度のヒザのケガに悩まされるなか、レギュラーシーズン63試合の出場で平均32.1分31.1得点11.8リバウンド5.7アシストにフィールドゴール成功率55.3パーセントをマーク。

 7年連続7度目のオールスター選出を飾り、オールNBAファーストチームにも選ばれた28歳のフォワードは、バックスがイースタン・カンファレンスならびにリーグベストの58勝24敗を記録する殊勲者となった。

 マイアミ・ヒートとの「NBAプレーオフ2023」のファーストラウンドでは、初戦で腰を強打したことで第2、3戦を欠場。第4戦で26得点10リバウンド13アシストのトリプルダブルに2ブロック、第5戦でも38得点20リバウンドをマーク。だがバックスは1勝4敗で敗れてしまい、1回戦で姿を消していた。

 ヒザの手術を済ませたアデトクンボだが、今シーズンのトレーニングキャンプ開始には間に合う見込みと指揮官は話しており、開幕からバックスを引っ張っていくことが期待されている。

 ただ、8月25日からスタートする「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」へ、ギリシャ代表としてこの男がプレーできるかどうかは不透明というのが現状。

 アデトクンボはギリシャを代表してプレーすることにプライドを持っており、昨年秋には「FIBAユーロバスケット2022」、2019年には「FIBAバスケットボールワールドカップ」にも出場してきた。

 だが先日『BasketNews』は、アデトクンボが足のケガを抱えているため、バックス側は100パーセントの健康体でなければこの男を国際大会の大舞台へ送り出すことはないとし、ギリシャの大黒柱が今大会へ出場するチャンスは50パーセント未満と報じていた。

 現時点で、アデトクンボのワールドカップ欠場が決まったわけではない。ただ、今回ヒザの手術を受けたことで、その可能性は低くなったと言えるだろう。

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