2023.07.31

昨季キャリア初のプレーオフ出場を飾ったジョシュ・ハートがニックスと延長契約へ

昨季途中のトレードでニックス入りしたハート[写真]=Getty Images
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 今年2月10日(現地時間9日、日付は以下同)のデッドラインで成立した4チーム間の大型トレードで、ポートランド・トレイルブレイザーズからニューヨーク・ニックスへ移籍したジョシュ・ハートは、NBAキャリア6年目にして初のプレーオフ出場を果たした。

 ジュリアス・ランドルジェイレン・ブランソンRJ・バレットらを擁するニックスは、イースタン・カンファレンス5位の47勝35敗でレギュラーシーズンを終えると、「NBAプレーオフ2023」のファーストラウンドで第4シードのクリーブランド・キャバリアーズを4勝1敗で撃破。

 続くマイアミ・ヒートとのシリーズを2勝4敗で落とし、カンファレンス・セミファイナル敗退に終わるも、ハートはローテーションの一角として計11試合で平均32.1分10.4得点7.4リバウンド2.2アシストを残し、プレーオフ1回戦突破に貢献した。

 今年6月上旬の時点で、ハートは今シーズンの契約(プレーヤーオプション)を破棄して制限なしFA(フリーエージェント)になることを示唆していたのだが、結局オプションを行使してニックス残留を決断。

 196センチ97キロのハートは、28歳のウイングプレーヤー。リバウンドやディフェンスに定評があり、ロールプレーヤーとして重宝されるタイプの選手で、トム・シボドーHC(ヘッドコーチ)にも気に入られている。

 そんななか、7月29日に地元メディア『New York Daily News』のステファン・ボンディ記者が、ハートの延長契約は8月になる見込みで、その内容は4年で7500万ドル(約105億円)前後になると報じた。

 ハートの今シーズンの年俸は1296万ドル(約18億1440万円)で、2024年夏に制限なしFAとなるため、この男を契約下に置くことはニックスとしてもスマートな動きとなるだろう。

 なお、ニックスで同僚のハートとブランソンは、ビラノバ大学で2016年にNCAAトーナメントを制した元チームメート。今夏のFA戦線では、2016年、そして2018年にNCAA優勝を飾ったドンテ・ディビンチェンゾとも契約したことで、2016年の優勝メンバーが3人そろうことに。

 また、8月25日から開幕する「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」で、ハートとブランソンはアメリカ代表のロスターに入っているのだが、このチームにはビラノバ大で2度(2016、2018年)の優勝を経験したミケル・ブリッジズ(ブルックリン・ネッツ)がいる。

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