2023.09.20

ネッツ指揮官からPG起用を保証されたベン・シモンズ「最高の年に向けて準備しないとね」

ポイントガードとして今季を迎えるシモンズ[写真]=Getty Images
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 ブルックリン・ネッツベン・シモンズは、昨シーズンに2シーズンぶりの復帰を飾り、平均26.3分6.9得点6.3リバウンド6.1アシスト1.3スティールにフィールドゴール成功率56.6パーセントを残した。

 だが背中のケガとそのリハビリのため、オールスターブレイク後は全休。オーストラリア出身の27歳は、今夏の「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」も出場を辞退し、ケガからの回復に努めた。

 9月19日(現地時間18日、日付は以下同)に現地メディア『NEW YORK POST』へ公開された記事のなかで、シモンズはジャック・ボーンHC(ヘッドコーチ)から本来のポイントガードとしてプレーすることを保証されたと明かしている。

「僕が知っているのはそういうこと。たくさんの人たちが(パワーフォワードへ)置こうとしている。誰だって頭のなかではGM(ゼネラルマネージャー)なのさ。(けど)僕はポイントガードなんだ」

 208センチ108キロというビッグマンの体格を誇るシモンズだが、フィラデルフィア・セブンティシクサーズでも超大型ポイントガードとしてプレーしてきた実績があり、昨シーズンも基本的にはポイントガードとしてプレーしてきた。

 今シーズンのネッツは、バックコートにスペンサー・ディンウィディーミケル・ブリッジズ、フロントコートにはキャメロン・ジョンソンドリアン・フィニー・スミスニコラス・クラクストンが入って先発陣を形成することが予想されており、シモンズはデニス・スミスJr.ロニー・ウォーカー四世ロイス・オニールらとともにセカンドユニットとしてプレーする見込み。

 そのうち、ディンウィディーにブリッジズ、ジョンソン、フィニー・スミスは昨シーズン途中のトレードで加入しており、ほんの数試合しかプレーできていないのだが、シモンズは特に心配していないようだ。

「彼らと一緒にプレーするのは簡単だと思う。だって僕らのゴールは1つだけ、勝利するということだからね。彼らが個人的なゴールを数多く抱えているとは思っていない」

 5シーズン連続でプレーオフ出場を飾っているネッツにとって、今シーズンはトレーニングキャンプから途中加入組が合流し、ボーンHCの下でケミストリーを構築していくこととなる。そこにアウトサイドショットとフリースローこそ難があるものの、プレーメーカー、さらにはコート上の全ポジションを抑えることが可能なディフェンス力も持ち合わせているシモンズが健康体で加われば、面白いチームとなるに違いない。

「最高の年に向けて準備しないとね。エキサイティングなものになると思っているんだ。僕らは楽しんで、ブルックリン・バスケットボールを取り戻してみせるよ」とシモンズは意気込んでいた。

 今シーズンのネッツは、10月26日のクリーブランド・キャバリアーズ戦で、レギュラーシーズン開幕を迎える。

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