9月26日（現地時間25日、日付は以下同）。ゴールデンステイト・ウォリアーズのマイク・ダンリービーJr.GM（ゼネラルマネージャー）とスティーブ・カーHC（ヘッドコーチ）が記者会見を開いた。

　今シーズンのウォリアーズは、ステフィン・カリー、クレイ・トンプソン、アンドリュー・ウィギンズ、ドレイモンド・グリーン、ケボン・ルーニーという2022年に優勝を飾った主軸とゲイリー・ペイトン二世、ジョナサン・クミンガといった選手たちが健在。

　さらには今オフにクリス・ポール、ダリオ・シャリッチ、コーリー・ジョセフ、トレイス・ジャクソン・デイビス、ウスマン・ガルーバ（2ウェイ契約）といった選手たちを新たにロスターへ加えた。

　なかでも注目は先発陣。カリー、トンプソン、ウィギンズ、グリーン、ルーニーは、昨シーズンに23試合でスターターを形成したのだが、新加入のポールはこれまでのNBAキャリア18シーズンすべてで先発ポイントガードを務めてきた大ベテラン。

　カリーとともに先発バックコートとして起用するのか、それともカリーの控えになるのか。今シーズンの先発陣について、指揮官は「基本的に、我々には6人のスターターがいる」と話していた。

「私はそう見ている。毎晩（先発として）コートへ出られるのは5人だけ。だから私はどうしていくかをまだ決めていない。トレーニングキャンプで見てから、さまざまなコンビネーションを試していくことになる。もちろん、この6人は多くの時間をプレーする。だが誰がスターターになるかに関係なく、全員がそれぞれの役割を受け入れてやっていかなければいけない。彼らならそれができるだろう」

　今シーズンのウォリアーズは、10月4日にトレーニングキャンプがスタートする。その後8日からプレシーズンゲーム計5試合をこなし、25日にホームのチェイス・センターでフェニックス・サンズを迎えてレギュラーシーズン開幕戦がスタートすることとなる。

　カリーにトンプソン、グリーンというビッグ3はいずれも在籍10年以上を誇っており、カーHCが就任10シーズン目、ルーニーも在籍9年目と、主要メンバーが長年在籍しており、このチームを熟知している。

　だからこそ、大ベテランのポールがどのようにしてこのチームにフィットしていくかは気になるところ。歴代有数のポイントガードについて、指揮官はこう話す。

「クリスのことは本当に好きでね。テキストのやり取りではなく、電話を好むんだ。彼はオールドスクールで、直接話したいんだ。この夏、我々は4、5回、素晴らしい話し合いができたよ」

　2シーズンぶりの覇権奪回に向けて豪華戦力を形成したウォリアーズ。このチームがポールやシャリッチ、ジョセフらを加えてどんなチームへと進化するのか、注目していきたいところだ。