2023.09.29

トレード市場で注目を集めるドリュー・ホリデー…ウォリアーズも獲得競争に参戦?

バックスからブレイザーズへ移籍したホリデー[写真]=Getty Images
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 9月28日。現地メディア『Sports Illustrated』のシニアライター、クリス・マニックス記者が、ドリュー・ホリデー争奪戦にゴールデンステイト・ウォリアーズが参戦するかもしれないとX(旧Twitter)アカウントへ投稿した。

 ホリデーは28日(現地時間27日、日付は以下同)に成立した3チーム間トレードで、ミルウォーキー・バックスからポートランド・トレイルブレイザーズへ移籍。

 だがフランチャイズプレーヤーのデイミアン・リラードをバックスへ放出したことで、2シーズン連続でプレーオフから遠ざかっているブレイザーズは本格的に再建へ踏み出した状況のため、ホリデーがこのチームで今シーズン開幕を迎える可能性は低く、『ESPN』はブレイザーズがこの男を動かす方針だと28日に報じていた。

 ホリデーはNBAキャリア14年を誇る33歳のベテランガード。昨シーズンはバックスで67試合へ出場し、平均32.6分19.3得点5.1リバウンド7.4アシスト1.2スティールを残しており、複数のポジションをカバーできるディフェンスにも定評がある好選手。

 来シーズンの契約がプレーヤーオプションのベテランについて、マニックス記者はウォリアーズがホリデーを獲得するために提示できる交換要員として、クリス・ポールジョナサン・クミンガ(またはモーゼス・ムーディー)、ドラフト指名権を挙げていた。

 ポールは今夏トレードで獲得したばかりのベテラン司令塔で、クミンガとムーディーはウォリアーズにとって貴重な若手有望株。もしホリデーを獲得できれば、ステフィン・カリークレイ・トンプソンドレイモンド・グリーンアンドリュー・ウィギンズケボン・ルーニー、ゲイリー・ペイトン二世といった選手たちとともにコアメンバーとなることは間違いない。

 ただ、10月4日のトレーニングキャンプ開始まで1週間を切ったこの時期に、ウォリアーズがホリデー獲得に向けて動き出すのかは微妙と言わざるを得ない。

 なお、28日に『Bally Sports』の番組“The Rally”へ出演した『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者は、ホリデーの移籍先候補としてマイアミ・ヒート、トロント・ラプターズ、ボストン・セルティックスを挙げていた。

 ホリデーはリーグ有数の実力を誇るガードだけに、ブレイザーズがどのチームへこの男を送り出すかに注目していきたい。

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