2023.10.31

「すごくクールだ」…レブロンが20年前のデビュー戦を回想「たくさんの思い出がある」

NBAキャリア21年目をプレーするレブロン[写真]=Getty Images
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2003年にキングスの本拠地でNBAデビューしたレブロン

 10月31日(現地時間30日、日付は以下同)。ロサンゼルス・レイカーズはホームのクリプトドットコム・アリーナでオーランド・マジックを迎え、同点10度、リードチェンジ10度を記録する大激戦を演じた。

 試合は第4クォーター残り2分27秒にレブロン・ジェームズが3ポイントシュートを決めてレイカーズが1点をリードするも、マジックは直後のポゼッションでジェイレン・サグスがお返しとばかりに3点を追加して再び逆転。

 するとレイカーズはディアンジェロ・ラッセルが残り1分43秒に逆転となる3ポイントシュート、さらに同8.0秒にフリースロー2本を確実に成功して3点差をつける。

 マジックはタイムアウト後、フランツ・ワグナーが3ポイントシュートを狙うもレブロンがブロック。こぼれ球を手にしたサグスが同点を狙って3ポイントシュートを放つもこれが決まらず、レイカーズが最終スコア106-103で逃げ切りに成功。

 レイカーズはラッセルが28得点8アシスト、アンソニー・デイビスが26得点19リバウンド5アシスト3ブロック、レブロンが19得点4アシスト3スティール、オースティン・リーブスが11得点3アシストを残し、今シーズンの戦績を2勝2敗とした。

 30日に敵地で行われたサクラメント・キングス戦で、レイカーズは延長の末に敗れていたのだが、レブロンはこの試合でも39分5秒プレーして27得点15リバウンド8アシストを記録。第4クォーター残り約12秒には延長へ持ち込むレイアップも決めていた。

キングス戦で延長に持ち込むレイアップを決めたレブロン[写真]=Getty Images

 2003年のドラフト1巡目1位でクリーブランド・キャバリアーズから指名されたレブロンにとって、NBAデビュー戦は同年10月30日のキングス戦、しかもアウェーゲームだった。

 当時のホームアリーナ、アルコ・アリーナで臨んだこの試合、レブロンは第1クォーター残り約9分に右ベースラインで1ドリブルからプルアップジャンパーを決め切り、キャリア初のフィールドゴールを成功。キャブズは敗れるも、新人レブロンは42分50秒プレーして25得点6リバウンド9アシスト4スティールをマーク。

「すごくクールだね。俺はここで自分のキャリアをスタートさせたんだ。当時アルコ・アリーナにいたんだ。たくさんの思い出がある。俺が今もこうしてプレーできていることは特別なこと」

 レブロンがキングス戦後にそう語ったとおり、キャリア21年目となった今シーズンも、この男は現役を続けている。しかも大ベテランながら、依然としてリーグのトッププレーヤーの1人として君臨しているのだから、驚異的な選手と言っていい。

 NBAデビュー戦で初のシグネチャーモデル「Nike Air Zoom Generation」を着用してプレーした男は、20年後となったこの日に当時のモデルをインスパイアした「LeBron NXXT Gen」を履き、レイカーズの主軸として活躍していた。

 キャリア21年目はまだ始まったばかりながら、レブロンは2日連続の試合でもプレーし、マジック戦では32分47秒もコートに立った。改めて、この男が超人的なキャリアを送っていることが分かるはずだ。

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