2023.12.22
11月29日(現地時間28日、日付は以下同)。NBAは「インシーズン・トーナメント」のグループステージ最終日として計8試合が組まれており、これらの勝敗によって、12月5、6日の準々決勝へ駒を進める計8チームが決定する。
29日を迎える前の時点で、グループステージ突破を決めているのはイースタン・カンファレンスのグループAを4戦無敗で制したインディアナ・ペイサーズ、ウェスタン・カンファレンスのグループAで4連勝を飾ったロサンゼルス・レイカーズのみ。
ウェストのグループCに所属するゴールデンステイト・ウォリアーズ(2勝1敗/得失点差+5)は、敵地ゴールデン1・センターでサクラメント・キングス(3勝0敗/得失点差+29)との重要な一戦に臨む。
両チームは「NBAプレーオフ2023」のファーストラウンドで対決し、ウォリアーズが最終戦の末に4勝3敗で勝利。今シーズンもここまでウォリアーズが2戦全勝。この日グループCでウォリアーズがキングスを下し、オクラホマシティ・サンダー(1勝2敗)がミネソタ・ティンバーウルブズ(2勝1敗)に勝利すれば、ウォリアーズはグループ首位に立ち、準々決勝へ進出となる。
もしウォリアーズ、ウルブズが勝利となれば、3勝1敗で並ぶものの、タイブレイク方式で直接対決を制しているウルブズがグループステージ突破となるため、ウォリアーズとしてはキングスに勝利すること、しかも大差をつけることがグループステージ突破に向けたカギとなる。
その点、ウォリアーズにとって心強いのは、ステフィン・カリーがキングスとの直近のアウェーゲームで絶好調なこと。プレーオフ1回戦の第5戦で31得点8アシスト、第7戦で50得点に8リバウンド6アシスト、さらに10月28日には41得点4リバウンド4アシスト2スティールをマークして3戦全勝。平均で40.7得点に6.0アシスト、フィールドゴール成功率56.1パーセント、3ポイントシュート成功率42.1パーセントという驚異的なスタッツをたたき出している。
また、ウォリアーズは29日のキングス戦で5試合の出場停止処分を終えたドレイモンド・グリーンが復帰する。今シーズンここまで8勝9敗のウォリアーズは、グリーンが出場した9試合で5勝4敗、不在だった8試合で3勝5敗なだけに、グリーン復帰を追い風に勝ち切りたいところ。
もっとも、先月28日の試合ではキングスのディアロン・フォックスが39得点、ドマンタス・サボニスが19得点18リバウンド7アシスト3スティールと両輪が活躍。
特に「アンダーアーマー」のカリーブランドと契約を結んでいるフォックスは、偉大な好敵手を相手に今シーズン初勝利を飾るべく、序盤から積極果敢に攻め立ててくることが予想されるだけに、両チームの一戦は激しいものとなりそうだ。
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