2024.01.08
12月24日(現地時間23日、日付は以下同)に敵地でオクラホマシティ・サンダー戦を迎えるにあたり、ロサンゼルス・レイカーズはスターターにメスを入れた。
「我々はディフェンス面で立ち向かうことを選択した。それにいいディフェンスができている時は、オフェンスを少しばかり楽にしてくれる。だから少し大柄な布陣で試合をスタートしていく」
試合前の会見で、ダービン・ハムHC(ヘッドコーチ)はそう語り、今シーズン先発ポイントガードを務めてきたディアンジェロ・ラッセル(190センチ)をベンチスタートにし、ジャレッド・バンダービルト(203センチ)を先発起用。
レイカーズはサンダー戦でポイントガードに206センチのレブロン・ジェームズ、ウイングにはバンダービルト、トーリアン・プリンス(198センチ)、キャメロン・レディッシュ(203センチ)、そして208センチのアンソニー・デイビスというビッグラインナップで臨んだ。これが奏功し、レイカーズは最大26点差をつけるなど129-120で勝利を飾った。
この試合を迎える前の時点で、レイカーズは今シーズンワーストの4連敗を喫しており、アウェー3連戦のうち2戦を終えて全敗していただけに、レブロンは「この勝利を必要としていた」と試合後に話していた。
「俺たちはこの遠征を負けて終わらせたくなかった。今シーズンを通してすごくいいプレーをしているチームが相手だったから、大きな勝利になった」
この試合でレイカーズを勝利へ導いた最大の殊勲者はレブロンだった。5本の3ポイントシュートをノーミスで決めるなど今シーズン最多の40得点に7リバウンド7アシスト2スティール2ブロックの大暴れ。
ボールプッシュして複数のディフェンダーを引き連れてから味方へパスを回して得点機会を演出したり、相手チームのリングをアグレッシブに攻め立てて加点するなど圧巻のパフォーマンスを披露。
試合は第3クォーター残り3分32秒でレイカーズが26点差(101-75)をつけたものの、サンダーも34得点を残したシェイ・ギルジャス・アレクサンダーを中心に追い上げ、第4クォーター残り5分54秒で8点差(116-108)まで詰め寄るも、レブロンが残り4分半から約2分間にフリースロー2本、3ポイントシュート2本と3ポイントプレーで計11得点を奪ってサンダーをねじ伏せた。
NBAキャリア21年目で現役最年長の大ベテランは「俺は今でも試合で勝利へと導くプレーができ、いろんな方法でゲームに影響を与えることができる。第4クォーターでチームが必要としてくれれば、試合を締めくくることだってできるんだ」と、自信を見せていた。
なお、レイカーズではレブロンのほか、デイビスが26得点11リバウンド7アシスト2ブロック、八村塁が21得点6リバウンド2アシスト1スティール、ラッセルが15得点3アシスト、オースティン・リーブスが11得点9アシスト、プリンスが10得点6リバウンド2ブロック、レディッシュが4リバウンド7アシストをマークし、今シーズンベストの37アシストで相手守備陣を突破。
遠征を終えたレイカーズは、26日にボストン・セルティックスとのクリスマスゲーム、29日にシャーロット・ホーネッツとの試合が組まれている。レブロンはホーム2連戦後に39歳を迎えるものの、まだまだ一線級で活躍を続けていくに違いない。
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