2023.12.27

優勝候補セルティックスに敗れたレイカーズのレブロン「俺たちが健康体だとは思えない」

セルティックス戦に敗れたレブロン[写真]=Getty Images
バスケ情報専門サイト

守備重視の先発陣で臨むも序盤に2ケタビハインド…
「トップチームたちと競い合える位置にはいないと思う」

 ロサンゼルス・レイカーズは、12月26日(現地時間25日、日付は以下同)にホームのクリプトドットコム・アリーナで迎えたボストン・セルティックスとのクリスマスゲームで、前試合と同様にディフェンシブな先発陣を送り込んだ。

 ポイントガードにレブロン・ジェームズ(206センチ)、ウイングにトーリアン・プリンス(198センチ)とキャメロン・レディッシュ(203センチ)、ジャレッド・バンダービルト(203センチ)、センターには208センチのアンソニー・デイビスというメンバーで、レイカーズは24日のオクラホマシティ・サンダー戦を129-120で制していた。

 だがセルティックスはジェイレン・ブラウンのジャンパーで先制すると、その後もブラウンのジャンパー、ドリュー・ホリデーの長距離砲、クリスタプス・ポルジンギスのダンク、ブラウンの飛び道具も決まって12-0のランを展開。

 その後レイカーズは加点していき、ダブルスコアまで離される場面もあったが、前半終盤に追いつくなど奮闘。第3クォーター最初のポゼッションでレブロンがレイアップを決めて逆転し、リードが入れ替わるシーソーゲームへ持ち込んだものの、最終スコア115-126で敗れた。

 レイカーズはデイビスがゲームハイの40得点13リバウンドに4アシスト、プリンスが17得点4リバウンド3アシスト、レブロンが16得点9リバウンド8アシスト、八村塁が12得点3リバウンド、オースティン・リーブスが11得点6リバウンド3アシストを残すも、セルティックスに45分以上もリードされてしまった。

セルティックスの堅守にも苦しめられた[写真]=Getty Images

 第2クォーター途中でブラウンと衝突した際にヒザをぶつけて痛めてしまったレブロンは、試合後に「俺たちは自分たちが望むトップチームたちと競い合える位置にはいないと思う」と口にし、チームとしてのコンディションについてもこう話していた。

「ここまででリーグベストのチームはミネソタだと思う。彼らはものすごく健康だ。OKC(サンダー)もそう。それにボストンは完全体のように見える。(けど)今の俺たちが健康体だとは思えない」

 27日を終えた時点で、セルティックスはイースタン・カンファレンス並びにリーグベストの23勝6敗。ウェスタン・カンファレンスではミネソタ・ティンバーウルブズがトップの22勝7敗で、27日にウルブズを下したサンダーが19勝9敗で3位という好位置にいる。

 一方のレイカーズは、ゲイブ・ビンセントがケガで離脱しているというのが現状で、ウェスト9位の16勝15敗と、なかなか波に乗れずにいる。29日のシャーロット・ホーネッツ戦後、31日に首位ウルブズとのアウェーゲームを控えているのだが、再び先発陣を変更するかもしれない。

 というのも、『The Athletic』によると、ここ2戦で起用したレイカーズの先発陣(レブロン、プリンス、レディッシュ、バンダービルト、デイビス)は、18分間コートで共闘するも、オフェンシブ・レーティング105.0、ディフェンシブ・レーティングが125.0、ネット・レーティングではマイナス20.0と、いずれもリーグワーストにいるチームより悪い数字となっているからだ。

 昨シーズンにカンファレンス・ファイナルまで勝ち上がり、今シーズンは球団史上18度目のリーグ制覇を目指すレイカーズが、ホーネッツ戦までの中2日間でどう修正してくるかに注目していきたい。

レブロン・ジェームズの関連記事