2024.02.07
ゴールデンステイト・ウォリアーズは、12月24日(現地時間23日、日付は以下同)に行われたポートランド・トレイルブレイザーズ戦を126-106で制し、今シーズン最長タイとなる5連勝を飾った。
この日はクレイ・トンプソンが6本の長距離砲をリングへ射抜いてゲームハイの28得点、ステフィン・カリーが27得点と“スプラッシュ・ブラザーズ”が活躍。さらにブランディン・ポジェムスキーが15得点10リバウンド7アシスト、トレイス・ジャクソン・デイビスが13得点5リバウンド、ジョナサン・クミンガが11得点6リバウンド5アシスト、モーゼス・ムーディーが11得点、ケボン・ルーニーが11リバウンド7アシスト、クリス・ポールが11アシスト3スティールと続いた。
ドレイモンド・グリーンが無期限の出場停止処分を受けた後、ウォリアーズはアンドリュー・ウィギンズをベンチスタートにし、若手のクミンガと新人ポジェムスキーをカリー、トンプソン、ルーニーとともに先発起用し、6戦を終えて5勝1敗と好調を維持。
特にこの6戦はトンプソンが大暴れしている。33歳のベテランガードは、その期間で平均25.7得点にフィールドゴール成功率52.9パーセント、3ポイントシュート成功率50.0パーセント(平均5.5本成功)とショットが高確率に決まっている。
もっとも、トンプソン自身は“単なるシューター”というストーリーを気に入ってはいない。ブレイザーズ戦後の会見で、4度の優勝を経験した男はこう話していた。
「(NBA入りしてから)10年、いや、(ケガで全休していた期間も含めると)13年目か。高校、大学でも、僕のゲームにおける一番いいところは点を取る能力なんだ。…ただのシューターなんかじゃない。そう言っている人がいるだなんて面白いね」
トンプソンはレギュラーシーズン通算3ポイントシュート成功数でNBA歴代8位(2305本)におり、通算成功率41.5パーセントで平均3.1本も沈めている。そのため、長距離砲だけで平均9.0得点以上を挙げているのだが、キャリア平均は19.7得点であり、リム周りのショットやミッドレンジジャンパー、フリースローでも点を取っている。
キャッチ&シュートから繰り出す3ポイントシュートでチームを勢いづけることは確かだが、トンプソンをロングレンジショットだけの選手と決めつけるのはさすがに失礼だろう。
現在、15勝14敗でウェスタン・カンファレンス10位にいるウォリアーズは、26日のクリスマスゲームで、4連勝中のデンバー・ナゲッツと対戦する。2022年の王者(ウォリアーズ)と昨シーズンの覇者(ナゲッツ)による一戦でも、トンプソンのパフォーマンスに注目したい。
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