2024.01.23

昨季王者ナゲッツとの一戦を終えたポルジンギス「もしポストシーズンで対戦すれば…」

セルティックスで先発センターを務めるポルジンギス[写真]=Getty Images
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■ファイナルMVPのヨキッチを「世界のベストプレーヤー」と称賛

 1月23日(現地時間22日、日付は以下同)。ボストン・セルティックスは敵地アメリカン・エアラインズ・センターでダラス・マーベリックスを119-110で撃破し、今シーズンの戦績を34勝10敗とした。

 この日セルティックスは2連戦の2日目で、クリスタプス・ポルジンギスは右ヒザの炎症のため欠場も、22日のヒューストン・ロケッツ戦ではゲームハイの32得点5ブロックに6リバウンドと大暴れを見せていた。

 ジェイソン・テイタムジェイレン・ブラウン、ポルジンギスというビッグ3にドリュー・ホリデーデリック・ホワイトアル・ホーフォードという超強力なコアメンバーを擁するセルティックスは、ここまでイースタン・カンファレンスならびにリーグベストの戦績を残している。

 このチームが掲げるゴールはもちろん、フランチャイズ史上18度目のリーグ制覇。ここまで勝率5割以上のチーム相手にも19勝8敗と大きく勝ち越しているのだが、20日にTDガーデンで行われたデンバー・ナゲッツとのホームゲームを100-102で落とし、今シーズンホーム初黒星を喫していた。

 その試合で21得点8リバウンド2アシスト1ブロックを残したポルジンギスは「(デンバーは)本物のチーム。昨年の王者、それは僕らが目指している場所なんだ。もしポストシーズンで対戦すれば、ものすごいチェスマッチになるだろうね」と話していたと地元メディア『NBC Sports Boston』が22日に報じている。

 ナゲッツはセルティックス相手にジャマール・マレーがゲームハイの35得点に8リバウンド5アシスト、ニコラ・ヨキッチが34得点12リバウンド9アシストと2枚看板が大活躍。この2選手を中心に、アーロン・ゴードンマイケル・ポーターJr.ケンテイビアス・コールドウェル・ポープレジー・ジャクソンらがサポートするチームは試合巧者だけに、4戦先勝シリーズを制するのは高いハードルと言える。

ヨキッチ(手前)とポルジンギス(左)のマッチアップは必見[写真]=Getty Images

 特にポルジンギスはヨキッチという2023年のファイナルMVPと対峙するだけに、その役割は責任重大だ。ラトビア出身のポルジンギスとセルビア出身のヨキッチという、外国籍出身のビッグマン同士のマッチアップはシリーズが実現した場合、その勝敗を分ける要素の1つと言っていい。

「彼は世界のベストプレーヤー。それにとにかくずる賢くて、相手を(術中へ)陥れてしまうんだ。どういうことかと言うと、彼は何もしなくとも、あっさりと相手を交わしてしまうんだ」

 高確率なショットでその気になれば40得点以上も可能なヨキッチだが、申し分ないコートビジョンと天性とも言えるパスセンスでチームメートたちの位置や動きを察知して得点機会を演出することもできる。そしてフットワークや絶妙なフェイクを駆使して相手を交わして先手を取っていくだけに、ポルジンギスを中心にセルティックスがどのように対処していくかは必見だ。

 なお、両チームの試合は3月8日にも組まれている。敵地ボール・アリーナで、セルティックスがリベンジを果たせるかに注目していきたい。

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