2024.01.23

NBAで約半世紀ぶりの快挙…エンビードとタウンズが一夜にして60得点以上をマーク

エンビード(左)とタウンズ(右)[写真]=Getty Images
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 NBAでは1月23日(現地時間22日、日付は以下同)に8試合が開催され、2人の選手が驚異的なスコアリングショーを披露した。

 フィラデルフィア・セブンティシクサーズのジョエル・エンビードは、サンアントニオ・スパーズ戦でNBA史上9人目となる70得点ゲームを達成。キャリアハイかつフランチャイズ新記録となる70得点に18リバウンド5アシストでシクサ―ズを133-123で勝利へ導いた。

 センターの選手で1試合70得点超えを達成したのはウィルト・チェンバレン(元フィラデルフィア・ウォリアーズほか)、デイビッド・ロビンソン(元スパーズ)とこのエンビードのみ。しかも70得点15リバウンド5アシスト以上をクリアしたNBA史上初の選手に。

 さらに、36分38秒のプレータイムで70得点へ到達したことで、2023年2月27日に当時ポートランド・トレイルブレイザーズのデイミアン・リラード(現ミルウォーキー・バックス)が71得点をマークした際に要した出場時間(39分11秒)を塗り替え、70得点ゲームにおけるNBA史上最速記録も樹立した。

 もう1人はミネソタ・ティンバーウルブズのカール・アンソニー・タウンズ。チームはシャーロット・ホーネッツ戦を125-128で落としたものの、これまでのキャリアハイと球団最多記録(60得点)を更新する62得点に8リバウンド2アシストをマーク。

 タウンズはNBA史上7人目となる複数回の60得点超えを果たした選手となった。現役ではリラード(5回)、ジェームズ・ハーデン(ロサンゼルス・クリッパーズ/4回)とタウンズのみだけに、快挙と言っていい。

 なお、この日のタウンズはフィールドゴール成功率60.0パーセント(21/35)、3ポイントシュート成功率66.7パーセント(10/15)、フリースロー成功率71.4パーセント(10/14)と大当たり。長距離砲の成功数は自己最多で、2ポイントと3ポイント、さらにはフリースローを1試合でいずれも10本以上決めたNBA史上初の選手となった。

 そして『NBA History』によると、NBAで1日に2選手が60得点以上をマークしたのはNBA史上わずか4度目とのこと。前回が1978年4月10日のデイビッド・トンプソン(73得点)とジョージ・ガービン(63得点)だったことから、約46年ぶりという歴史的な日に。

 そのほかの2回は1962年1月18日のジェリー・ウェスト(63得点)とチェンバレン(62得点)、1961年12月9日のチェンバレン(78得点)とエルジン・ベイラー(63得点)となっている。

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