2024.01.30

古巣ネッツ戦を控えるデュラント「祝福されることは何一つ成し遂げていなかった」

ネッツに約4シーズン在籍したデュラント[写真]=Getty Images
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 フェニックス・サンズは、1月30日(現地時間29日、日付は以下同)に敵地カセヤ・センターでマイアミ・ヒートを118-105で下し、27勝20敗でウェスタン・カンファレンス6位へ浮上した。

 この試合ではエリック・ゴードンがチームトップの23得点に4リバウンド5アシスト2スティール2ブロックと大暴れ。さらにデビン・ブッカーが22得点8リバウンド7アシスト、ケビン・デュラントが20得点8リバウンド7アシスト2ブロック、ブラッドリー・ビールが19得点5リバウンド7アシストをマーク。

 ここ10戦で8勝2敗としたサンズは、現在アウェー7連戦中で、次戦は2月1日のブルックリン・ネッツ戦となる。デュラントにとっては古巣で、アキレス腱断裂のため全休した2019-20シーズンを含めて昨シーズン途中まで約4シーズン在籍したチームとの対戦となる。

 デュラントがネッツの本拠地バークレイズ・センターへ凱旋するのは昨年2月のトレード以降では初。もっとも、29日のオーランド・マジック戦に敗れた後、デュラントは「俺がそれに値することをやってきたか?」と、ネッツがトリビュートビデオを見せるべきじゃないと話していた。

「真面目な話、対象が俺だからか? 俺はそうした注目を浴びるにはふさわしくない。試合が始まれば、みんなが俺のことを見るだろう。ゲームというのはあくまでコートにいる選手たちのものなんだ。俺じゃない。あそこには3、4年いたけど、俺たちは(ネッツで)祝福される価値があることは何一つ成し遂げていなかった。それが俺の気持ちだ」

 ネッツ時代、デュラントはカイリー・アービング(現ダラス・マーベリックス)やジェームズ・ハーデン(現ロサンゼルス・クリッパーズ)ともプレー。レギュラーシーズンでは計129試合の出場で平均29.0得点7.1リバウンド5.8アシスト1.2ブロックをマーク。

 ただ、プレーオフでは2021年こそカンファレンス・ファイナル進出まであと1勝に迫るも、翌2022年はファーストラウンドで4連敗のスウィープ敗退に終わり、ファイナル進出も果たせなかった。

 そのため、デュラントは「誰からも、何も期待しちゃいない。俺はただ、みんなには試合を楽しんでほしい。そしてバスケットボールというゲームをサポートしてほしいね」と語っていた。

 ネッツと言えば、渡邊雄太にとっても昨シーズン所属した古巣となる。3戦連続で試合へ出場できていない日本人フォワードがコートに立てるかも気になるところだ。

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