2024.03.14
1月30日(現地時間29日、日付は以下同)。アメリカのスポーツ専門メディア『The Athletic』へ、サクラメント・キングスのドマンタス・サボニスの記事が公開された。
昨シーズンにプレーオフ進出を飾ったキングスで、ポイントガードのディアロン・フォックスとともに主軸を担うサボニスは、NBAキャリア8年目、チーム在籍3年目をプレーする208センチ108キロのビッグマン。
得点・リバウンド・アシストと3拍子そろったセンターは、チームの現在地についてこう話していた。
「僕らの成績は自分たちが思っているものとは違う。けど、僕らが自分たちで完全にコントロールできる位置にいた試合を数多く落としてしまったことは分かっている。先週フェニックス(サンズ)とミルウォーキー(バックス)に勝てていれば、4位か5位まで順位を上げることができていたかもしれない」
キングスは15日のバックス戦で延長へ持ち込むも、デイミアン・リラードの決勝弾となる長距離砲を浴びて1点差で惜敗。続く17日のサンズ戦では最終クォーターに停滞してしまい、2点差で落としていた。
その要因を27歳のビッグマンはこう話す。
「僕らは試合中に時々メンタル面でミスをしてしまう。本来なら十分にコントロールできることなんだ。それができた試合で、僕らは勝利で終えることができている。だから強じんなメンタルを保っていかなきゃいけない。プレーオフに向けてベストなシードを手にするために、多くの試合で勝利していくことが必要なんだ。シーズンが進んでいくにつれて、もっと学んでいかなきゃいけないでしょ? (そのために)映像を見ているし、どこが間違っているのかを確かめているんだ」
キングスは19日のインディアナ・ペイサーズ戦にも敗れて4連敗に陥るも、23日のアトランタ・ホークス戦から白星先行へ好転。30日のメンフィス・グリズリーズ戦にも103-94で勝利して4連勝と、見事挽回している。
サボニスはグリズリーズ戦でフィールドゴール成功率90.9パーセント(10/11)の20得点にキャリアハイの26リバウンド、5アシストの大暴れで勝利に大きく貢献。
フィールドゴール成功率90.0パーセント以上で20得点25リバウンド5アシストをマークしたのは“伝説の巨人”ウィルト・チェンバレン(元フィラデルフィア・ウォリアーズほか/6度)しかおらず、NBA史上2人目の快記録を達成した。
今シーズンのサボニスは、ここまで45試合に出場して平均19.9得点13.0リバウンド7.9アシストと活躍を続けており、リバウンドではリーグトップに立っている。
バックスとサンズに惜敗したとはいえ、キングスは45試合を終えてウェスタン・カンファレンス5位の27勝18敗。昨シーズンの同時点(26勝19敗)を上回っており、2シーズン連続のプレーオフ進出に向けて着実に前進していると言っていいはずだ。
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