2024.06.30

開催国としてパリ五輪へ臨むフランス代表ウェンバンヤマ「最高の競争の場だと信じている」

メディアデーに臨んだウェンバンヤマ[写真]=Getty Images
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 6月28日(現地時間27日、日付は以下同)。フランス代表チームのメディアデーがパリで行われた。昨年の「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」では大会18位に終わったとはいえ、2021年の東京オリンピックでは銀メダルを勝ち取っており、FIBAランキング9位の強豪国であることに変わりはない。

 ロスター候補にはルディ・ゴベア(ミネソタ・ティンバーウルブズ)やニコラ・バトゥームエバン・フォーニエといった選手たちが入っているほか、2023-24シーズンの新人王ビクター・ウェンバンヤマサンアントニオ・スパーズ)も選ばれている。

 パリ五輪の予選ラウンドで、フランスはドイツ代表(FIBAランキング3位)、日本代表(同26位)とともにグループBに入っており、7月3日から開催されるオリンピック世界最終予選(OQT)のラトビア大会の勝者と決勝トーナメント進出をかけて競い合っていく。

 なかでもグループCに入ったアメリカ代表(同1位)は大会4連覇中で、今大会ではレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)やケビン・デュラント(フェニックス・サンズ)、ステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)ら超豪華な布陣を送り込んでくるだけに、ウェンバンヤマはアメリカとの対戦を望んでいるようだ。

「彼らと真っ向勝負するのが待ち切れないね…すごく面白いマッチアップになるだろうね。バスケットボール選手として、レジェンドたちがそろったチームUSAと対戦するのは夢でもあるんだ」

 20歳のウェンバンヤマは、224センチの高さと240センチという驚異的なウイングスパンを誇る若手ビッグマン。ガードのようなスキルも兼備し、自らスムースなハンドリングからステップバックで3ポイントシュートを決めることも可能。

 オリンピック開催国の代表チームでプレーすることについて、ウェンバンヤマは「アスリートにとっては最高の競争の場だと信じている」と口にしていた。大会本戦に向けて、フランス代表が強固なチームを作り上げていくことができるか注目していきたい。

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