2024.08.09
7月13日(現地時間7月12日)、パリ2024オリンピックに参戦するバスケットボール男子フランス代表(FIBAランキング9位)とセルビア代表(同4位)が親善試合で対戦。優勝候補にも挙げられる強豪同士の一戦は、敵地に乗り込んだセルビア代表に軍配が上がった。
五輪の予選ラウンドで日本代表(同26位)と対戦するフランス代表は、マシュー・ストラゼル、イサイア・コルディニエ、ビラル・クリバリ、ビクター・ウェンバンヤマ、ルディ・ゴベアの5名を先発起用。対するセルビア代表は、アレクサ・アブラモビッチ、オグニェン・ドブリッチ、ボグダン・ボグダノビッチ、ニコラ・ヨキッチ、ニコラ・ミルティノフがスターティングファイブに名を連ねた。
第1クォーターは、インサイドでゴベア、アウトサイドからウェンバンヤマらが加点したフランスが18-23とリードしたものの、第2クォーターに入るとセルビアの“大黒柱”ヨキッチがペイント内外で存在感を示し逆転に成功。45-32で突入した後半もボグダノビッチの鋭いドライブや速攻など、巧みな試合運びを見せたセルビアがリードをキープした。最終第4クォーター途中にヨキッチがファウルアウトとなり、地元ファンの声援を受けるフランスはウェンバンヤマのブロックショットなど見せ場を作ったが反撃及ばず。昨夏の「FIBAワールドカップ2023」ファイナリストでもあるセルビアが最終スコア79-67で勝利した。
先日の親善試合でドイツ代表に快勝していたフランス代表は、チーム最長28分45秒のプレータイムだったウェンバンヤマが14得点10リバウンドのダブルダブル、ベンチスタートだったガーション・ヤブセレが12得点をマークしたものの、高確率で得点を重ねたセルビアに弾き返される格好に。セルビア代表は、試合時間残り3分31秒までプレーしていたヨキッチが、3ポイント1本を含む20得点12リバウンドと奮闘し、チーム全体でもペイント内得点40-12とインサイドの攻防で圧倒。パリ五輪へ向けて順調な調整ぶりを示した。
なお、両チームとも日本代表との対戦も控えており、セルビア代表は21日に親善試合、フランス代表は30日にパリ五輪予選ラウンド第2戦で、それぞれトム・ホーバスHC率いる日本代表と対戦予定。パリ五輪の予選ラウンドでは、自国開催のフランスがブラジル代表(同12位)、日本代表(同26位)、ドイツ代表(同3位)と同じグループB、セルビア代表がアメリカ代表(同1位)、プエルトリコ代表(同16位)、南スーダン代表(同33位)と同じグループCに入っている。
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