2024.07.17

オーストラリアが親善試合でセルビアに勝利…ミルズ28得点と躍動、ヨキッチは14得点14リバウンド

鋭いドライブを披露したオーストラリア代表のミルズ。左はラダノフ、右はヨキッチ[写真]=Getty Images
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 7月17日(現地時間7月16日)、アラブ首長国連邦アブダビにて、パリ2024オリンピックに出場するバスケットボール男子オーストラリア代表(FIBAランキング5位)とセルビア代表(同4位)が親善試合で対戦し、84-73でオーストラリア代表が勝利した。

 セルビア代表バーニャ・マリンコビッチ、フィリリップ・ペトルセフ、ニコラ・ヨキッチマルコ・グドゥリッチ、ヴァシリエ・ミチッチの5名を先発起用。対するオーストラリア代表ダイソン・ダニエルズニック・ケイジョック・ランデールパティ・ミルズ、ジョシュ・ギディの5名がスターターに名を連ねた。

 第1クォーターはヨキッチのアシストからミチッチが先制点を挙げてセルビアが先手をとったものの、オーストラリアもミルズが2本連続で3ポイントを決め応戦。残り5分をきってからオーストラリアが徐々にリードを広げ、20-15で最初の10分を終える。続く第2クォーターは、ニコラ・ミルティノフの連続得点で好発進したセルビアが流れを手繰り寄せ、同残り5分に相手のミスを突く速攻で逆転。その後、オーストラリアが再びリードを奪う時間帯が続いていたのの、セルビアも同残り1分を切ってから怒涛の連続得点で再逆転し、39-40で折り返した。

 ハーフタイム明けの第3クォーターは、一進一退の攻防が続く中、オーストラリアの司令塔を担うギディーが要所で存在感を示し、ミルズも効果的に加点。ヨキッチを中心とするセルビアも食らいついたが、再びオーストラリアが62-59を僅差のリードを持って終えた。勝負の第4クォーターは、立ち上がりにセルビアのアレクサ・アブラモビッチが連続得点を挙げ、アリーナのファンも歓声を上げるクロスゲームに。それでも、オーストラリアはミルズが鋭く切り込むキックアウトやミドルシュートで魅せると、ケイも3ポイントで続きリード拡大。最後は11点差の84-73で勝利を収めた。

 アメリカ代表相手にも92-98と善戦していたオーストラリアは、中国代表との2連戦も含め7月以降の親善試合3勝1敗。この日はミルズが4本の3ポイントを含む28得点5アシストと躍動し、ギディーも13得点6リバウンド2アシスト、ベンチスタートだったダンテ・エクサムも15得点7リバウンド4アシストと、2桁得点をマーク。B1島根スサノオマジックに所属するケイは、約25分のプレータイムで5得点2リバウンド1アシスト3スティールを記録した。

 対するセルビアは、主力のボグダン・ボグダノビッチオグニェン・ドブリッチを欠く布陣で敗戦。ペトルセフがチーム最多17得点、チーム最長28分に出場したヨキッチが14得点14リバウンド3アシスト、ベンチスタートだったアブラモビッチ、ミルティノフも2桁12得点をマークした。

 なお、セルビアは21日に日本代表(同26位)と国際強化試合で対戦予定。27日に開幕するパリ五輪の予選ラウンドでは、オーストラリアがギリシャ、カナダ、スペインと同じグループA、セルビアが南スーダン、プエルトリコ、アメリカと同じグループCに入っている。

■親善試合
セルビア代表 73-84 オーストラリア代表
SRB|15|25|19|14|=73
AUS|20|19|23|22|=84

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