ナゲッツのゴードンが延長契約を希望「この組織の選手たち、コーチ陣が大好きなんだ」

　9月27日（現地時間26日、日付は以下同）。デンバー・ナゲッツがメディアデーに臨み、選手たちやマイケル・マローンHC（ヘッドコーチ）、カルビン・ブースGM（ゼネラルマネージャー）が登場した。

　ナゲッツは10月5日と7日にアラブ首長国連邦（UAE）の首都アブダビで開催されるボストン・セルティックスとの「NBAアブダビゲームズ2024」が組まれているため、他チームより一足早くメディアデーが行なわれた。

　ニコラ・ヨキッチ、ジャマール・マレーというリーグ最高級のデュオを擁して2023年に初のリーグ制覇を達成したナゲッツには、両輪に加えてアーロン・ゴードンやマイケル・ポーターJr.、クリスチャン・ブラウン、ペイトン・ワトソンらがおり、今夏ラッセル・ウェストブルック、ダリオ・シャリッチらが加入。

　今シーズンでナゲッツ在籍5年目を迎えるゴードンは、今年5月末に元プロバスケットボール選手で兄のドリューが自動車事故に遭い、オレゴン州ポートランドで他界したこともあり、今シーズンから背番号50番から32番へ変更してプレーする。

「32は兄貴のお気に入りの番号だった。それに親父の好きな番号で、姉貴もカレッジで着けていたし、僕も高校時代に着用してプレーしていた。まるでホームみたいなんだ」

　メディアデーでそう語ったゴードンは、攻防両面で2枚看板を補佐する重要な役割をこなす29歳のフォワード（203センチ106キロ）。来シーズンの契約がプレーヤーオプションのため、これを破棄すれば来年夏に制限なしFA（フリーエージェント）になることができるのだが、明日から締結する資格を手にする延長契約を望んでいる。

「僕は本当にこの組織が大好きなんだ。このチームにいる選手たち、コーチングスタッフのことも大好きでね。（延長契約を）結べることを願っている。正しい方向へ向かっているみたいだね」

　なお、今シーズンの予想スターターは不動の4人（ヨキッチ、マレー、ゴードン、ポーターJr.）にブラウンが入るのだが、ゴードンはシックスマンを務める35歳のベテランガード、ウェストブルックをこう評していた。

「エナジーが素晴らしいね。彼はとんでもない負けず嫌いなんだ。誰だって彼のような選手には味方にいてほしいものさ。だから彼がこのチームに入ってくれてうれしい。レジェンドなんだ。…僕は彼と戦っていく準備ができているよ」

　ナゲッツはセルティックスとの2試合を含む計5試合のプレシーズンゲームをこなし、25日のオクラホマシティ・サンダー戦でレギュラーシーズンが開幕。献身的なプレーでチームを支えるゴードンのプレーにも注目していきたい。