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富永啓生とペイサーズがエグジビット10契約を締結…クラブ正式発表、NBA挑戦へ

バスケットボール男子日本代表の富永啓生[写真]=Getty Images
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 9月27日(現地時間9月26日)、NBAインディアナ・ペイサーズが、バスケットボール男子日本代表富永啓生とエグジビット10契約を締結したことを正式に発表した。

 現在23歳の富永は身長188センチのガード。地元愛知県の強豪である桜丘高校を卒業後に渡米すると、ネブラスカ大学で3ポイントを武器に活躍。大学最終年となった昨シーズンは、NBA複数球団のワークアウトに参加したもののドラフトでの指名はなく、日本代表としてパリ2024オリンピックに出場。渡欧直前だった7月5日にペイサーズからエグジビット10契約のオファーがあったことを明かし、五輪後にはアジア人として初めてNBA下部Gリーグ選抜に選出され国際大会に参戦。この度、正式に同契約の締結に至った。

 富永が契約した「エグジビット10」は、2017年に「2Way契約」制度と一緒に導入されたもので、各チーム最大で6名の選手と契約できるというもの。NBAドラフトなどで漏れた若い才能が海外に流出するのを防ぎ、NBAやGリーグでの契約を条件に盛り込んでいる。また、リーグで定められた最低年俸での1年契約も契約に入っているが、無償となっているため、シーズン途中で契約が打ち切られても年俸は保証されない。

 過去には2020年に渡邊雄太がトロント・ラプターズと契約した際に締結したことでも知られており、渡邊はこの契約を機に通算6シーズンに渡ってNBAでプレー。今オフには富永と日本代表でチームメートだった河村勇輝(前横浜ビー・コルセアーズ)もグリズリーズと同契約を締結している。

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