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ウォリアーズがネッツとのトレードでシュルーダー獲得…2023年ワールドカップMVP

ウォリアーズへの移籍が報じられたシュルーダー(右) [写真] = Getty Images
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 ゴールデンステイト・ウォリアーズが、ブルックリン・ネッツとのトレードによりポイントガードのデニス・シュルーダーを獲得する。現地メディア『ESPN』のシャムズ・シャラニア記者が報じた。

 トレードの内容は、ウォリアーズがシュルーダーと2巡目指名権を1つ獲得し、引き換えにネッツがディアンソニー・メルトンと3つの2巡目指名権を獲得するというもの。

 ウォリアーズは現在14勝10敗でウエスタンカンファレンス5位につけている(12月14日終了時点)。開幕直後は連勝を続け王朝復活の兆しを見せていたが、11月後半以降徐々に勝率を落としていたため、シュルーダーの獲得により早期の立て直しを図るものと見られる。

 一方のネッツはチームの再建途中にある。現地メディア『hoopsrumors』などによれば、今季限りで契約満了となるシュルーダーの放出に向けた交渉が水面下で進められており、ネッツは見返りとしてドラフト指名権を求めていたという。なお、ネッツが獲得したメルトンは左膝の手術により今シーズンの全休が決まっている。

 シュルーダーは2013年のドラフト1巡目17位指名でアトランタ・ホークスに入団しNBAデビュー。その後、オクラホマシティ・サンダー、ロサンゼルス・レイカーズ、トロント・ラプターズなどのチームを経て、今シーズンの開幕前にネッツに加入した。31歳と決して若くないシュルーダーだが、今シーズンは23試合に出場し平均18.4得点3.0リバウンド6.6アシストをマークし、ネッツの司令塔として活躍している。

 またシュルーダーは、日本、フィリピン、インドネシア共催の2023年FIBAワールドカップでドイツ代表として出場し、チームの初優勝に貢献した。アメリカ代表を破った準決勝や、セルビア代表に勝利した決勝で活躍したシュルーダーがワールドカップMVPを獲得している。

 フランチャイズの象徴であるステフィン・カリーと、今シーズンから加入し爆発力を見せているバディ・ヒールドに加え、衰えを見せないクイックネスと冷静な判断力を併せ持つベテランポイントガードのシュルーダーが起爆剤となるか。これからのウォリアーズに注目が集まる。

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