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指揮官交代後7連勝中と好調キングス、…選手が語る勝利の秘訣は「少ない練習量」

年末から7連勝中と好調のキングス [写真] = Getty Imagaes
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 1月13日(現地時間12日、日付は以下同)、サクラメント・キングスは敵地ユナイテッド・センターでシカゴ・ブルズと対戦。シーズンオフのトレードでブルズからキングスに加入したデローザンにとって凱旋試合となったこの対決は、124-119でキングスが勝利を収めた。

 ブルズへの勝利でキングスは年末からの連勝記録を7に伸ばし、今シーズンの戦績を20勝19敗と勝ち越しに成功。ブルズ戦前の11日には、エースのディアロン・フォックスを欠く中で昨シーズン王者のボストン・セルティックスにも114-97で大勝している。12月28日にマイク・ブラウンHC(ヘッドコーチ)を電撃解任し議論を呼んだキングスだが、ヘッドコーチ交代をきっかけに右肩上がりで戦績を伸ばすこととなった。

 現在アシスタントコーチのダグ・クリスティが暫定HCを務めているキングスだが、現地メディア『The Sacramento Bee』の記事によれば、前HC時代からの大きな変更点として「少ない練習量」が良い影響をもたらしているようだ。

 練習量の多さで名高いブラウン前HCは、長距離フライトの後でさえもリーグが許す限り練習を組み込むことで知られていた。一方で解任後のチームにおける練習への姿勢は「はるかに緩やかになった」という。セルティックス戦で22得点を挙げたマリーク・モンクは、次のように語っている。

「何もしていないわけではないよ。脚を休めているんだ。2時間立ちっぱなしであれこれ多くをこなすよりも、コートに行って1時間でなすべきことを終わらせるんだ」

 ベンチからチームを支えているケビン・ハーターは、特に出場時間の多い選手を指し「間違いなくフレッシュに試合に臨めている」と語り、大黒柱のドマンタス・サボニスも記事の中で休息の重要性を訴えている。クリスティ暫定HCはこういった選手の声を聞き入れているようだ。

 2022-23シーズンの最優秀コーチを受賞した経歴を持つブラウン氏の電撃解任は一部で批判の声も囁かれたが、ここから快進撃に繋げることができるか。これからのキングスに注目が集まる。

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