スパーズ、フォックスと4年約337億円で契約延長…昨季加入のオールスターガード

スパーズとマックス延長契約を締結したフォックス [写真] = Getty Images

バスケットボールキング編集部

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サンアントニオ・スパーズのディアロン・フォックスが、4年2億2900万ドル（1ドル147円換算で約336億6300万円）のマックス延長契約に合意した。8月5日（現地時間4日、日付は以下同）、現地メディア『ESPN』が報じている。

　今回の契約はプレイヤーオプションなしの完全保証であり、これによってスパーズは2029-30シーズンまでフォックスを確保した形となる。昨シーズンの2月にサクラメント・キングスから移籍してきた若きスターは、巨額契約によって新天地での長期的な未来を託された。

　フォックスは2017年にドラフト5位でキングスに入団しNBAデビュー。2022-23シーズンにはオールスターやオールNBAサードチームに選出され、同シーズンから新設されたNBA最優秀クラッチ選手賞の初代受賞者にも輝いた。2023-24シーズンにはスティール王を獲得し、攻守両面でリーグ有数のガードとして存在感を放っている。

　昨シーズンはキングスとスパーズで合計62試合に出場し、平均23.5得点6.3アシスト4.8リバウンドをマーク。キングス在籍時の11月16日に行われたミネソタ・ティンバーウルブズ戦ではキャリアハイかつ球団記録となる60得点を記録している。スパーズ移籍後は17試合に出場し、平均19.7得点6.8アシストを残している。移籍から一か月後、負傷していた左手小指の腱の手術のため、3月に一足早くシーズンを終えている。

　同メディアによると、フォックスはここ6シーズン連続で平均20得点5アシスト1スティール以上を記録しており、リーグで他に達成しているのはルカ・ドンチッチ（ロサンゼルス・レイカーズ）のみだという。また、NBA通算記録として1万得点、3000アシスト、700スティールを達成しており、これはフォックスの他にジェームズ・ハーデン（ロサンゼルス・クリッパーズ）、ラッセル・ウェストブルック（デンバー・ナゲッツ）、ニコラ・ヨキッチ（デンバー・ナゲッツ）の3人だけとのこと。

　スパーズは、6月のNBAドラフト全体2位でガードのディラン・ハーパーを指名。フォックスに加え、ハーパー、ステフォン・キャッスルと若さと才能を併せ持つバックコート陣が形成されている。さらに、血栓症で昨シーズン中盤から離脱していたビクター・ウェンバンヤマも正式復帰を表明している。ウェンバンヤマとともに新たなチームの柱となったフォックスが、若きスパーズを牽引する姿に注目が集まる。