2025.08.05
7月31日(現地時間30日)、『NBA.com』でイースタン・カンファレンスの2025オフシーズン・パワーランキングが公開。ジョン・シューマン記者がレーティングや加入離脱した選手などをもとに、15チームのオフシーズン中の動きを順位化した。
1位には、昨シーズンのレギュラーシーズンで首位に立ったクリーブランド・キャバリアーズがランクイン。主力も一部退団したが、ロンゾ・ボールやラリー・ナンスJr.といったタレントも補強し、前年度のリベンジに燃えている。攻撃力はすでに申し分ないため、ディフェンスレーティングでも5位以内に入ることができれば、優勝には大きく近づくことができるだろう。
続く2位は“古豪”ニューヨーク・ニックス。昨シーズンも活躍したコアメンバーの残留に成功し、ジョーダン・クラークソンやガーション・ヤブセレも手札に加えている。懸念点はボールムーブの少なさであり、良くも悪くも司令塔であるジェイレン・ブランソンのボールを保持する時間が長い。マイク・ブラウン新HC(ヘッドコーチ)のもと、流動性のあるプレーや、ディフェンスの改善を実現したいところだ。
そして、3位にはオーランド・マジックが位置。“守って勝つ”スタイルは昨シーズンも続き、ディフェンスレーティングは全体2位(109.1)の数字。キーになるのは、攻撃力をどこまで高められるかだ。新加入のデズモンド・ベインに頼り切るのではなく、エースであるフランツ・ワグナーが3ポイントシュートを改善できるかも、焦点の一つになってくるだろう。
25年ぶりのNBAファイナル進出を果たしたインディアナ・ペイサーズは9位と、オフシーズンの動きは良いとは言えず。大黒柱のマイルズ・ターナーが退団、司令塔のタイリース・ハリバートンもアキレス腱断裂で離脱となり、これまでと同レベルの攻防を展開できるかは不透明だ。
また、昨シーズンにイースト2位の成績を収めたボストン・セルティックスは12位と低評価。ジェイソン・テイタムのアキレス腱断裂を皮切りに、ドリュー・ホリデーやクリスタプス・ポルジンギスら主力陣を放出し、チーム再編の色を強めている。実力あるセンターの確保も進んでおらず、オフの動きに高い点数はつけがたい。
『NBA.com』が公開した全15チームのランキングは以下のとおり。
■NBA2025オフシーズン・パワーランキング イースタン・カンファレンス
※順位/チーム名(昨シーズン戦績/レギュラーシーズン順位)
1位 クリーブランド・キャバリアーズ(64勝18敗/1位)
2位 ニューヨーク・ニックス(51勝31敗/3位)
3位 オーランド・マジック(41勝41敗/7位)
4位 デトロイト・ピストンズ(44勝38敗/6位)
5位 アトランタ・ホークス(40勝42敗/9位)
6位 ミルウォーキー・バックス(48勝34敗/5位)
7位 フィラデルフィア・セブンティシクサーズ(24勝58敗/13位)
8位 マイアミ・ヒート(37勝45敗/8位)
9位 インディアナ・ペイサーズ(50勝32敗/4位)
10位 トロント・ラプターズ(30勝52敗/11位)
11位 シカゴ・ブルズ(39勝43敗/10位)
12位 ボストン・セルティックス(61勝21敗/2位)
13位 シャーロット・ホーネッツ(19勝63敗/14位)
14位 ワシントン・ウィザーズ(18勝64敗/15位)
15位 ブルックリン・ネッツ(26勝56敗/12位)
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