2025.01.31

トレード交渉開始の報道に、キングスのフォックスが反応「あれはチームが決めたこと」

キングスで主軸を務めるフォックス[写真]=Getty Images
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 1月29日(現地時間28日、日付は以下同)。『ESPN』のシャムズ・シャラニア記者は、サクラメント・キングスディアロン・フォックスをトレードする可能性に関して交渉をスタートさせる見込みと報じた。

 2月7日のトレードデッドラインまで約1週間というこの時期に同記者が報じた内容は、獲得を望むチームは多いだろうが、本人はサンアントニオ・スパーズを移籍先の筆頭候補に挙げているというものだった。

 今シーズンのキングスは、マイク・ブラウンHC(ヘッドコーチ)の下で開幕を迎えるも、成績不振を理由に昨年12月下旬で解任。ダグ・クリスティAC(アシスタントコーチ)が暫定HCへ就任し、7連勝をマークするなど16試合で指揮を執って11勝5敗で勝ち越しに成功。31日を終えてウェスタン・カンファレンス10位(24勝23敗)におり、2シーズンぶりのプレーオフ進出を目指して戦っている。

 そのキングスで、フォックスは44試合に出場してチーム最多の平均25.1得点1.5スティールに5.0リバウンド6.2アシストを記録。在籍8年目をプレーする、リーグ有数のスコアリングガードとして活躍している。

 ただし、27歳のポイントガードの現行契約は2025-26シーズンまで。キングスと延長契約を締結しなければ、来シーズン終了後に制限なしFA(フリーエージェント)になり、他チームへ移籍となれば見返りなしで失ってしまうことになる。

 もっとも、今回のトレードに関して、フォックスはチーム側へトレードを志願してはいないという。30日に地元メディア『The Sacramento Bee』へ公開された記事の中で、フォックスはこう話していた。

「あれは彼ら(キングスのフロントオフィス)が決めたこと。僕が彼らに対して(トレードの)オファーを聞いてはいけないとか、耳を傾けてくれとは言わない」

 2017年のドラフト1巡目5位でキングスから指名されたフォックスは、このチームでNBAキャリアをずっと過ごしている。2023年にオールスターとオールNBAチーム初選出とプレーオフデビュー、さらには初代最優秀クラッチプレーヤー賞に選ばれ、成長を遂げてきた。

 元オールスターガードは、シーズン途中にトレードで他チームへ移籍してしまうのか。この時期はトレードトークがどこからともなく沸いてくるだけに、今後1週間はキングスの動向に注目していきたい。

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