2025.02.12

カイリー・アービング、トレード後の新生マブスについて語る「僕の目標は変わらない」

トレード後のチームについて語ったアービング(右) [写真] = Getty Images
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 2月11日(現地時間10日、日付は以下同)、ダラス・マーベリックスはホームでサクラメント・キングスと対戦。オーバータイムに及んだ試合は終了間際まで勝負の行方がわからない熱戦となったが、最終スコア128-129でマブスが惜敗を喫した。マブスのカイリー・アービングは試合後の会見に応じ、衝撃トレードで新たに生まれ変わったチームについて語った。

「(ジェイソン・)キッド(ヘッドコーチ)やニコ(・ハリソンGM)は、舞台裏で彼らの仕事を全うした。パーソナリティの面で、今までよりも良いチームにすべく動いたんだ。そのおかげで、僕はリーダーとしての仕事を進めやすくなった」

 トレード直後にあたる5日の試合後に行われた会見では「まだ悲しみを受け入れきれていない」「コートを超えた絆を築いた兄弟を失って寂しい」と語っていたアービング。昨シーズンのプレーオフでは共にチームをNBAファイナルへ導いた盟友ルカ・ドンチッチを失ったことのショックを露わにしていたが、そこから約1週間で気持ちを切り替えたようだ。

 マブスはフランチャイズの象徴であるドンチッチを失った対価として、ロサンゼルス・レイカーズからアンソニー・デイビスを獲得した。クリーブランド・キャバリアーズ時代に優勝経験のあるアービングと、昨シーズンまで所属していたゴールデンステイト・ウォリアーズで4度のリーグ制覇を果たしたクレイ・トンプソンに加え、2019-20シーズンのレイカーズ優勝に貢献したデイビスの3人は、もしマブスで優勝を果たすとなれば全員が「異なる2チームで優勝を経験したNBA選手」となる。

 会見の中で、アービングは優勝への意気込みについて次のようにコメントした。

「優勝することこそ、僕が毎朝起きて練習に励み、夜遅くまで鍛錬する理由なんだ。何の目的もなくコートの上に立つような無駄な時間を過ごしたくない。もちろんシーズンを通して起伏はあるけど、優勝というゴールは絶対に変わらないよ。特に、昨シーズンのファイナルに敗れて、(シーズンオフに)手首を故障して以降はずっと優勝にフォーカスしている。僕ももう若くないし、残された期間も長くないと自覚しはじめているんだ」

 直近の2試合でデイビスとダニエル・ギャフォードという2人のビッグマンがケガで離脱することとなったマブスだが、アービングはどこまでチームを牽引することができるか。マブスは13日、ホームでウォリアーズを迎え撃つ。

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