2025.04.28

自身の受賞は”最後のチャンス”と語るグリーン、最優秀守備選手賞のモーブリーを祝福

グリーン(右)がDPOY受賞のモーブリーへメッセージを送る [写真] = Getty Images
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 4月25日(現地時間24日、日付は以下同)、NBAは2024-25レギュラーシーズンの最優秀守備選手賞(DPOY)に、クリーブランド・キャバリアーズエバン・モーブリーを選出した。

 最終候補にはモーブリーに加え、アトランタ・ホークスのダイソン・ダニエルズゴールデンステイト・ウォリアーズドレイモンド・グリーンが選ばれていた。2017年に受賞経験のあるグリーンは、シーズン中から自身のポッドキャスト番組などを通して「自分がこの賞を勝ち取るチャンスはきっとこれが最後だろう」と語りDPOY受賞に対する意欲を燃やしていたが、今回は受賞に至らなかった。

 ポッドキャストや試合中においてしばしば挑発的なコメントを放つグリーンだが、今回のモーブリーの選出は素直に祝福している模様。27日の試合後にコメントを求められたグリーンは、次のように語っている。

「おめでとう、エバン・モーブリー。若手の中でも素晴らしい選手だ。このリーグで若い選手たちが正当な評価を受けているのを見るのは、いつだって素晴らしい」

 モーブリーのレギュラーシーズンにおける平均スタッツは、18.5得点9.3リバウンド3.2アシスト0.9スティール1.6ブロック。グリーンは、平均9.0得点6.1リバウンド5.6アシスト1.5スティール1.0ブロックをマークしている。リバウンドやブロックの平均スタッツに差はあるもののアシストやスティールではグリーンが上回っており、23歳のモーブリーに対して35歳のグリーンがDPOYの最終候補として肩を並べたことも納得の記録を残している。

 さらに、グリーンは同日に発表されたハッスル・アワードを受賞している。これは、ディフレクション(ボールの方向を逸らすこと)やルーズボールの確保、テイクチャージ、スクリーンアシスト、ショットコンテスト(相手のショットに対して間合いを詰めること)、ボックスアウトといった行為を指標としてまとめたハッスル・スタッツに基づき選出されており、攻守にわたり献身的なプレーをした選手に送られている。

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