
2025.05.09
「NBAプレーオフ2025」ウェスタン・カンファレンス1回戦、ヒューストン・ロケッツ(2位)vsゴールデンステイト・ウォリアーズ(7位)は、第7戦までもつれ込む接戦の末、ウォリアーズが次のステージに駒を進めた。
シリーズ中、ハーフコート内の戦術に匹敵する注目を集めたのは、SNSやマイクの前で放たれた言葉の応酬だった。その中心にいたのは、ウォリアーズの精神的支柱であるドレイモンド・グリーン。背番号23の“声のディフェンス”はコート内外に響き渡り、ロケッツの選手や関係者とは激しい舌戦が繰り広げられた。
ウォリアーズが勝ち上がる限り止まないであろう熾烈な口撃。以下では、グリーン対ロケッツの場外バトルを総括する。
NBAではどんなに激しいシリーズになったとしても、試合後には互いの健闘を讃えあう。
しかし、ロケッツのディロン・ブルックスは敗戦後、コートを素通りして控室へ直行。グリーンは、ウォリアーズと握手を交わさなかったブルックスのスポーツマンシップに欠ける行為について、Podcastで激しく非難した。
「ディロン・ブルックスは試合後、コートから逃げ出した。俺がその選手の本性が見えると言うときは、まさにこういうことだ。誰とも握手もせず、逃げるようにな。それに彼自身、ステフ(ステフィン・カリー)の手を狙って、ケガをさせようとしていたことも認めている。まぁ、それ自体は大目に見てやろう。それでもだよな」
「大口を叩き、ビッグ・バッド・ウルフ(『三匹の子ぶた』に登場する悪いオオカミ)気取りでいるなら、負けたときはその責任をきっちり受け止めろよ。さもないと、一気に信用も尊敬も失うからな。それがディロン・ブルックスって奴だ。俺の言っていることが分かるだろ?要するに、あいつは本物の腰抜けだよ」
第3戦の試合終了直後、チェイス・センターで“2人のグリーン”が衝突した。両軍が引き上げる中、グリーンはロケッツの得点源であるジェイレン・グリーンに向かい、「ネイルでも塗っとけ!」と言い放ち、両者は仲間たちに引き剥がされなければ、一触即発の状態にまでヒートアップした。
このネイルいじりは、ジェイレン・グリーンがセルフブランディングの一環として、時折ネイル自慢をしている様子を餌にしたものと推測される。
ロケッツの背番号4は、このドレイモンド・グリーンとの騒動について、会見で以下のようにコメントしている。
「ただ喋ってただけだ。ステフ(カリー)がいい試合をした。それが勝因だね。それだけだよ。あの人(ドレイモンド)は、他にできることがあまりない。喋るのが唯一の手段なんだ」
これに対して、ドレイモンド・グリーンは「それで結構。俺は多くをやらず、やるべきことだけをやる」と涼しげな顔。そして、ヒューストンのエースは、第4戦以降の4試合で平均10得点未満と大きく失速。ドレイモンド・グリーンの心理戦に飲み込まれ、本来の実力は影を潜めた。
このシリーズでは、オフコートにもう1人、SNSを賑わせた人物が存在する。
タリ・イーソンの母親であるテロヤ・イーソンは、グリーンを「ウォリアーズが優勝できた唯一の理由」とし、選手としての素質を高く評価。一方で、グリーンも過去に“次世代のグリーン”としてイーソンの名前を挙げており、両者の間にはリスペクトがあった。
しかし、ブルックスの握手騒動はイーソンにも飛び火。グリーンは自身の後継者になれるとまでポテンシャルを認めたイーソンに対して「若手だからこそ正しい手本を選べ」と、愛情混じりの助言を送ったほか、イーソンが少し前に「Warriors, come out to plaaaay!」とウォリアーズを揶揄した映像をリポストしたことに対し、絵文字混じりで「腐った牛乳」といじった。
グリーンから手のひらを返された母のテロヤは激怒。グリーンの投稿を引用して、怒りを露わにすると同時に、セミファイナルの対戦相手であるミネソタ・ティンバーウルブスに決着を託した。
「ヒューストンを離れた途端にイキり出すなんて。ドレイ、あんたが一番好きなウォリアーだったのに。私はずっと“ケージファイトする男”のあなたを擁護してきたんだから。ティンバーウルブズ、お願い。彼を食い尽くして!」
ただ、テロヤの声もむなしく、第1戦はウォリアーズが勝利。グリーンはこのシリーズでも“声量”でウルブスを凌駕するかもしれない。
文=Meiji
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