2025.05.07

スパーズの名将ポポビッチが療養後初めて公の場に登場…愛弟子に囲まれお得意のジョークも

療養後初めて公の場に姿を現したグレッグ・ポポビッチ[写真]=Getty Images
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 5月3日(現地時間2日)にNBAサンアントニオスパーズは、脳卒中を患い療養していたグレッグ・ポポビッチがヘッドコーチが勇退すると発表。その後、6日(現地時間5日)に行われた記者会見で療養後初めてポポビッチが姿を現した。

 ポポビッチは、11月2日に脳卒中を発症、6カ月間治療とリハビリテーションを受けていた。この日、ポポビッチはスパーズのレジェンドであるティム・ダンカンとマヌ・ジノビリに支えられ登壇すると自身の健康状態について説明。「状態は日に日に良くなっているが、今後のことを考えるとまだ十分ではない。今こそ変化を起こす時だ」と心境を語った。さらにヘッドコーチ代行からヘッドコーチに昇格したミッチ・ジョンソン新HCを高く評価し、信頼をしていると強調した。

 今後はチームの社長となり、CEO(最高経営責任者)のR.C・ビュフォードやゼネラルマネージャーのブライアン・ライトとともに、チームを支えるという。

 会見ではスペイン語でボスを意味する『El jefe』と書かれたTシャツを披露し、相変わらずのジョーク好きを見せた。「ティミー(ティム・ダンカン)とマヌ(・ジノビリ)は、私のリハビリにずっと付き添ってくれている」と明かした名将。「2人は私が心配だから、転ばないように支えてくれると言っているが、私はこれを仕返しだと思っている。私にどんな(厳しい)リハビリをさせるかアイデアを出しているんだ。騙されないからな」とジョークを交えて笑いを誘った。

 現在76歳のポポビッチ氏は1996ー97シーズンの途中からこれまで、29シーズン指揮をとりNBA歴代最多勝利数を記録。スパーズを5度のNBAチャンピオンに導いている。

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