2025.05.13

確率わずか1.8%…マーベリックスが今年のドラフト全体1位指名権を獲得

マブスが全体1位指名権を引き当てた[写真]=Getty Images
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 5月13日(現地時間12日、日付は以下同)。イリノイ州シカゴにて「NBAドラフトロッタリー2025」が開催され、今年のドラフト指名順位が抽選会の末に決定した。

 全体1位指名権を引き当てる確率が最も高かったのは、2024-25レギュラーシーズンでリーグ下位に沈んだユタ・ジャズ(17勝65敗/勝率20.7パーセント)、ワシントン・ウィザーズ(18勝64敗/勝率22.0パーセント、シャーロット・ホーネッツ(19勝63敗/勝率23.2パーセント)のそれぞれ14.0パーセントだった。

 ところが、今年の「NBAドラフト2025」で全体1位指名権を手に入れたのはダラス・マーベリックス。ウェスタン・カンファレンス10位の39勝43敗でレギュラーシーズンを終え、「プレーイン・トーナメント2025」で第8シード決定戦を落として惜しくもプレーオフを逃していたチームがわずか1.8パーセントの確率でトップを引き当てた。

 これまで、マブスは1981年のドラフトで1巡目1位指名権を手にしていたのだが、1985年のドラフトロッタリー導入後では初。今年のドラフト最大の注目株は、デューク大学1年でNCAAトーナメントのファイナル4(準決勝)へ導いたクーパー・フラッグ。

 206センチのフォワードは、平均19.2得点7.5リバウンド4.2アシスト1.4スティール1.4ブロックにフィールドゴール成功率48.1パーセント、3ポイントシュート成功率38.5パーセントを残したオールラウンダーだけに、今年2月のトレードでルカ・ドンチッチを手放し、ロサンゼルス・レイカーズからアンソニー・デイビスを補強したマブスへ即戦力のビッグマンが加わることが濃厚となった。

 また、1巡目2位にはビクター・ウェンバンヤマステフォン・キャッスルと2シーズン連続で新人王を輩出したサンアントニオ・スパーズ、3位にはフィラデルフィア・セブンティシクサーズ、4位にはホーネッツが入った。

 今年のドラフトは6月26日に1巡目指名、27日に2巡目指名がバークレイズ・センターで行なわれる。

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