2025.06.03

現役時代も含めて通算4度目のNBAファイナルへ臨むペイサーズのリック・カーライルHC

ペイサーズで指揮を執るカーライルHC[写真]=Getty Images
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 2024-25レギュラーシーズンをイースタン・カンファレンス4位の50勝32敗で終えたインディアナ・ペイサーズは、「NBAプレーオフ2025」を12勝4敗で勝ち上がり、「NBAファイナル2025」出場を決めた。

 現行フォーマットが導入された1984年以降、カンファレンスの第4シードでファイナルの舞台に立ったのは今年のペイサーズが4チーム目。これまで2006年のダラス・マーベリックス、2010年のボストン・セルティックス、2018年のクリーブランド・キャバリアーズの3チームが頂上決戦へ臨むも敗れてきた。

 このチームで指揮を執るリック・カーライルHC(ヘッドコーチ)にとって、ファイナルの大舞台に立つのは通算4度目。現役時代の1985-86シーズンにセルティックスで優勝、ペイサーズが前回ファイナルへ進出した2000年はラリー・バードHCの下でアシスタントコーチ(AC)を務めていた。そして2011年にマブスの指揮官として球団史上初優勝へ導き、今年4度目の出場となる(1985、1987年もファイナルへ進出したセルティックスに在籍も出場していないためここではノーカウント)。

 6月6日(現地時間5日)から幕を開けるオクラホマシティ・サンダーとのシリーズでペイサーズが優勝となれば球団初のNBAチャンピオンになるだけでなく、カーライルHCは2つの異なるチームで優勝を飾るNBA史上4人目の快挙となる。

 これまでその偉業を成し遂げた3名は、アトランタ・ホークスとフィラデルフィア・セブンティシクサーズで達成したアレックス・ハンナム、シカゴ・ブルズとロサンゼルス・レイカーズで優勝したフィル・ジャクソン、レイカーズとマイアミ・ヒートで優勝したパット・ライリー。

 タイリース・ハリバートンパスカル・シアカムマイルズ・ターナーらを擁するペイサーズが、サンダー相手にどんなシリーズを繰り広げるのか、楽しみに待ちたいところだ。

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