2025.06.04

ニックスのシボドーHCを解任…好成績を残すもファイナル進出を逃し「新たな方向へ進むことを決断した」

ニックスのヘッドコーチを解任されたトム・シボドー氏[写真]=Getty Images
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 6月4日(現地時間3日)、NBAニューヨーク・ニックスは、ヘッドコーチのトム・シボドーの解任を発表した。

 この発表は、ニックスが「NBAプレーオフ2025」のイースタン・カンファレンス・ファイナルで、長年のライバルであるインディアナ・ペイサーズに敗退を喫してからわずか3日後に下された。シボドー氏は1995年以来ニックスを2年連続で50勝以上の戦績を収め、1999ー2000シーズン以来初めてイースタン・カンファレンス・ファイナルまで導いた指揮官で、今シーズン開幕前に3年間の契約延長を結んでいた。それにもかかわらず、今回の解任に至った理由を、地元メディアのESPNがニックスの球団社長レオン・ローズ氏のコメントで伝えている。

 「我々の組織は、ファンのために優勝を勝ち取ることに全力を注いでいる。この目標達成のため、トム・シボドーHCを解任し新たな方向へ進むことを決断しました。ニックスのヘッドコーチとして、日々全身全霊を注いでくれたトムには、感謝してもしきれません」と述べた。加えて、「最終的に、私たちは組織の前進にとって最善だと考え決断を下しました。トムはこれからもニックスファミリーの一員であり、彼の今後の幸運を心から願っています」と、NBAファイナルの舞台に届かなかった部分が解任につながったことを強調。一方でシボドー氏のこれまでの実績と功績に感謝の言葉を残した。

 今後、大都市ニューヨークの地で、誰が長い歴史を誇るニックスの指揮官を務めることになるか、注目が集まる。

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