2025.10.08

世界中から注目を集めたレブロンの「第二の決断」はブランデーブランドとの“宣伝”映像に

ソーシャルメディアを賑わしたレブロン[写真]=Getty Images
バスケ情報専門サイト

 10月7日。ロサンゼルス・レイカーズのスーパースター、レブロン・ジェームズがソーシャルメディアで発表した“第二の決断”は、ブランデーで有名なブランド『Hennessy』(ヘネシー)とのPRだった。

 7日(現地時間6日、日付は以下同)にソーシャルメディアへ投稿した動画で、レブロンは「すべての決断において最も重要な決断」と綴り、ハッシュタグには“#TheSecondDecision”(第二の決断)もあった。

 レブロンにとって、今シーズンはNBA歴代最長のキャリア23シーズン目。今オフにプレーヤーオプションを行使して残留も、延長契約を結んでいないため、現時点では契約最終年ということもあって「今シーズン限りで現役引退か?」という噂が拡散。

 レブロンの決断と言えば、2010年夏に『ESPN』の番組“The Decision”で、クリーブランド・キャバリアーズからマイアミ・ヒートへ移籍することを発表。その番組内で「俺の才能をサウスビーチへ持ち込む」と語って世界中に衝撃を与えていた。

 ところが、7日未明に公開された映像で、レブロンは「この秋、俺は自分の才能をヘネシーV.S.O.P.へ持ち込む」と口にした。それは15年前のフレーズを彷彿させるものであり、宣伝の最後には「俺はこの決断を気に入っている」とコメント。

 さらに“キング”は『ヘネシー』の映像に3つの絵文字(顔2つと王冠)をつけて、まるで“してやったり”の引用リポスト。今シーズン終了後の現役引退という憶測が囁かれる中、ビジネス面の決断を予想する人もいたとはいえ、ほとんどの人たちが肩透かしを食らったのではないだろうか。

 事実。レブロンの影響力は絶大で、7日未明に投稿した“予告動画”は表示回数が7838万回超え(日本時間8日10時時点)を記録。さらに『ESPN』が、この投稿によってレギュラーシーズンのホーム最終戦のチケット価格が高騰していると報道。

 プレーオフ進出となれば、レイカーズの2025-26シーズンは少なくとも2026年の4月終盤まで続くのだが、現時点では来年4月13日にクリプトドットコム・アリーナで開催されるユタ・ジャズ戦が最終戦となる。そこで同メディアは、レブロンの投稿前の時点でチケットの販売価格は最低82ドル(約1万2464円)だったのが、投降後に580ドル(約8万8160円)まで上昇したと報じていた。

 偉大なる“キング”が今シーズン終了後にバスケットボールのコートから引退するかどうかは誰にも分からない。ただ、23年目の今シーズンは、例年以上に注目を集めることになりそうだ。

NBAの関連記事

BASKETBALLKING VIDEO