2025.10.09

ジェイソン・テイタムが母校デューク大のチーフ・バスケットボール・オフィサーへ就任

新たなチャレンジを始動させたテイタム[写真]=Getty Images
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 10月8日(現地時間7日)。デューク大学は、同大OBでNBAボストン・セルティックスに所属するジェイソン・テイタムが、バスケットボールの指導や発展を担当する初の“Chief Basketball Officer”(チーフ・バスケットボール・オフィサー)へ就任したと発表した。

 現役NBA選手たちの中では、ゴールデンステイト・ウォリアーズのステフィン・カリーがデイビッドソン大学、アトランタ・ホークスのトレイ・ヤングがオクラホマ大学でそれぞれアシスタントGM(ゼネラルマネージャー)を務めている。

 ただ、テイタムの場合はジョン・シャイヤーHC(ヘッドコーチ)が指揮を執るデューク大で、自身の経験をいかして選手の育成に関わり、リーダーシップを発揮してアスリートたちのメンターのような存在となるだけに異例の抜擢と言えるだろう。

 テイタムはリリースの中でこのように話していた。

「このプログラムは私にとって非常に重要であり、ここで過ごした時間は信じられないほど素晴らしいものでした。すでに私は全ての試合を見ていて、できる限りここへ戻って、シャイヤー・コーチとも頻繁に連絡を取っています。プログラムとの関係を公式にし、選手やチームのカルチャーへ影響を与える能力を広げる機会を得られたことは、私にとってすごく大きな意味があります。元選手として、私たちはみんな、次世代のデューク・バスケットボールを支える責任を共有しています」

 現在、アキレス腱断裂の修復手術からコートへ復帰すべく、リハビリとトレーニングをしているテイタムは、コート上でも少しずつワークアウトを再開しているとはいえ、2025-26シーズンに戦列復帰を飾るかどうかは未定。

 それでも、こうして新たな経験を積むことは、今後のプロバスケットボールキャリアにおいてもプラスに働くはず。テイタムの新たなチャレンジを応援したい。

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