2021.08.01

終盤までもつれた大熱戦はスペイン代表を突き放したスロベニア代表が勝利/東京オリンピック

激しいマークにあいながら勝利に導いたドンチッチ [写真]=fiba.com
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 8月1日、男子バスケットボールの予選ラウンドがさいたまスーパーアリーナで行われ、スロベニア代表がスペイン代表と対戦した。予選リーグをともに2勝で迎えた両チーム。決勝トーナメント進出は決めているが、負けたら終わりの一発勝負の戦いに向け、1つでも順位を上げておきたいところだ。

 序盤から一進一退の展開の中、スペインがスロベニアのエース、ルカ・ドンチッチを徹底マーク。ドンチッチは3個めのファウルを犯し、ベンチに下がる苦しい展開となり、第1クォーターは24−20でスペインがリードして終える。

 第2クォーター序盤、ドンチッチはベンチに下がったままだったが、ここでスロベニアが粘りを見せ、一時、スペインからリードを奪う場面も。この10分間は互いに譲らず、20−21でスロベニアが1点盛り返し、後半に入っていった。

 後半の出だし、スロベニアは先にリードを奪われるが、ここでも粘って食らいついていく。ドンチッチは得点こそ伸びないものの、的確にアシストを繰り出し、チームメートの得点を演出。68−70の2点ビハインドで最終クォーターを迎えた。

 最後の10分は互いにシュートを沈めて点の取り合う展開となる。何度もリードチェンジを繰り返すなか、残り3分を切ったところでゾラン・ドラギッチの3ポイントで逆転。スペインは同点を狙ったリッキー・ルビオの3ポイントがリングを叩き万事休す。結局スロベニアが95−87でスペインに勝利。グループC1位で決勝トーナメントに進出した。

 個人スタッツではドンチッチは12得点にとどまったものの、14リバウンド9アシストとダブル・ダブルを達成。ブラトコ・チャンチャルは4本の3ポイントを含む22得点をマーク。両チーム最多得点を挙げ、勝利に貢献した。

■試合結果
スペイン 87−95 スロベニア
スペイン|24|20|26|17|=87
スロベニア|20|21|27|27|=95

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