2022.10.13
9月2日、ヨーロッパ地域の24カ国が参加する「FIBAユーロバスケット2022」のグループステージが開催。ヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)を擁するギリシャ代表は、ボーヤン・ボグダノビッチ(ユタ・ジャズ)ら先発3名がNBA勢のクロアチア代表と対戦した。
試合開始からテンポよく得点を重ねていくギリシャは、第1クォーターを24-16とリードに成功。第2クォーター中盤には約3分半に渡って11-0のランを仕掛けるなど試合の主導権を握り、46-30と16点のリードで前半を終える。
続く第3クォーターも点差を詰めさせまいとするギリシャだが、クロアチアにじわじわと得点を奪われるとリードは1ケタ台まで減少。その後も驚異的な追い上げを見せるクロアチアにペースをつかまれ、試合時間残り1分半には82-84と1ポゼッション差に。しかし、ヤニスが悪い流れを一蹴するリバースダンクやレイアップで振り切り、最終スコア89-85でギリシャが勝利を収めた。
グループステージ初戦を白星で飾ったギリシャは、ヤニスが27得点11リバウンド6アシストとダブルダブルの活躍。ともにスタートを務めたタイラー・ドーシー(ダラス・マーベリックス)も27得点5リバウンドをマークし、接戦を制す原動力となった。
試合後、ギリシャのディミトリオス・イトゥーディスヘッドコーチが会見に出席。「(後半で)静かになってしまった瞬間がありました。もう少し機動力をつけて試合に臨む必要があります」とハーフタイム明けの試合運びを反省しつつ、「クロアチアは選手たちのシュートが決まることに頼っていたと思います。それが悪いことだとは言いませんが、私たちは個人技以外の部分でいくつかの策を練っていました」と勝因を語った。
敗れたクロアチアは19得点7リバウンドを挙げたボグダノビッチが「後半はずっとリードを奪おうとしていて、素晴らしいプレーができたと思うけどあと一歩及ばなかった。けど、この前のスロベニア戦とフィンランド戦(FIBAW杯2023・ヨーロッパ地区予選)に比べればよい方向に進んでいる」と、試合を振り返っている。
次戦、9月3日にギリシャはFIBAワールドランキング10位のイタリアと対決する。
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