2017.11.02

ホームの島根スサノオマジック、ハッスルディフェンスで相手の勢いを止められるか

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

 前節2戦とも7点差で京都ハンナリーズに屈した島根スサノオマジックは、4勝4敗の勝率5割から3連敗で“借金”を増やした。今後の星勘定を苦しくしないためにも、今節のアルバルク東京戦は序盤戦の大きなカギになりそうだ。

 京都との1戦目は渡邊翔太が21得点の活躍を見せたが、チーム全体で26個のファウルを犯し、失点がかさんでしまった。2戦目はディフェンスで踏ん張りロースコアに持ちこんだが、肝心の第4クォーターで25失点とディフェンスが崩れた。ただ、この2戦目も渡邊は14得点をマークし、高いポテンシャルを開花させ始めている。

 A東京は富山グラウジーズを一蹴し、未だ1敗をキープ。今季の特徴であるタイムシェアが富山戦では特に際立ち、1戦目では100点ゲームという好結果にもつながった。その中でも2戦計35得点の竹内譲次と、2戦計16アシストの田中大貴の存在感が光る。

 島根としては、ここまで強豪を相手に3勝1敗と勝ち越している松江市総合体育館で、A東京にも牙をむくことができるか。得点バランスのいいA東京を止めるには、やはりハッスルディフェンスが不可欠。ハードワークを求める鈴木裕紀ヘッドコーチの期待に、全選手が応えなければならない。

文=吉川哲彦

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