2017.12.10

横浜ビー・コルセアーズはACの采配に期待、栃木ブレックスは渡邉裕規の再デビューなるか

 前々節に続いて前節も連敗し、横浜ビー・コルセアーズの“借金”は早くも2ケタの「11」。トーマス・ウィスマン氏をアドバイザーに迎え入れた成果はまだ出ていないが、そのウィスマン氏が昨季ヘッドコーチを務めていた栃木ブレックスが今節の相手というのは興味深い。

 琉球ゴールデンキングス戦は1戦目が38点差という大敗。11本打って成功ゼロと再び3ポイント欠乏症に陥った一方で、相手には13本の3ポイントを許した。2戦目は失点こそ減らしたものの、得点は2戦連続の50点台。個々の選手が試合の途中で集中力を切らしてしまう場面が目立った。

 栃木は、現役復帰を果たした渡邉裕規が前節の三遠ネオフェニックス戦でベンチ入りしたが、2戦とも出番はなくチームも1勝1敗。喜多川修平山崎稜が2戦とも2ケタ得点で貢献したが、2戦目は同点で迎えた第4クォーターで粘りきれなかった。

 栃木に関しては、渡邉が故郷、神奈川での「再デビュー」なるかどうかも気になるところだが、インジュアリーリストに入っていたジェフ・ギブスも復帰間近。今節ベンチ登録されれば栃木の士気はさらに上がる。横浜では、欠場となる古田悟HCに代わって指揮を執る尺野将太アソシエイトコーチの采配に期待したい

文=吉川哲彦

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