2018.03.16

5カ月ぶりの激突は2勝差で迎えた直接対決、新潟アルビレックスBBは3Pがカギ

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

 スコット・モリソンが再び三遠ネオフェニックスに劇的勝利をもたらした。琉球ゴールデンキングスを相手に得意のロースコアの展開となる中、同点の残り3秒で決勝点。第1クォーターの9点ビハインドから少しずつ追いあげ、最後に白星を手繰り寄せた。2戦目は一転してハイスコアな立ちあがりとなったが、その後は息詰まる守り合いとなり、最後にかわして1戦目に続く2点差の勝利。西地区首位の強豪を撃破し、6連勝で勝率を5割に乗せるとともに中地区2位に浮上した。

 今節戦う新潟アルビレックスBBも上り調子だ。ただし三遠とは対照的に、前節の横浜ビー・コルセアーズ戦は2戦ともハイスコアゲーム。1戦目で最後に猛追を受けながらも逃げきると、2戦目は相手にリードを奪われても慌てることなくひっくり返した。この連勝で富山グラウジーズをかわして中地区4位に順位を戻している。

 2勝差で迎えた直接対決。前節は三遠が2戦とも両チーム60点台(66-64、64-62)、新潟が2戦とも両チーム90点台(96-93、95-91)という両極端な戦い方を見せた。しかし、今季の過去2度の対戦は三遠がハイスコアで連勝という意外な結果だった。実に5カ月ぶりとなる激突は、現在好調な新潟の3ポイントがカギになりそうだ。

文=吉川哲彦

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