2018.10.27

千葉ジェッツに挑む大阪エヴェッサ、ロースコアゲームに持ちこめば勝機あり

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

大阪エヴェッサvs千葉ジェッツ(@おおきにアリーナ舞洲)
第1戦:10月27日18時05分~、第2戦:10月28日14時05分~

 第3節まで4勝1敗と好調な滑りだしを見せた大阪エヴェッサだが、その後3連敗。今節は昨季準優勝の千葉ジェッツを迎え撃ち、ホームでありながら難しい戦いを強いられるだろう。

 前々節までの7試合で80得点を超えたのが1試合しかなかった大阪は、前節の琉球ゴールデンキングス戦はわずか48得点に沈んだ。第1クォーターで9得点に抑えこまれると、その後もすべてのクォーターで10点台前半と沈黙。みるみる点差を広げられ、終わってみれば33点もの大差をつけられた。根来新之助は10分51秒の出場で8得点と効率良くスコアを稼いだが、ファイ・パプ月瑠が4得点、ジャマール・ソープが2得点のみ。得点とリバウンドのアベレージで“ダブルダブル”をマークしているジョシュ・ハレルソンの奮闘だけが目立ってしまった。

 一方の千葉は、ここまでアウェーが1試合のみという他チームにない有利な日程の恩恵もあり、開幕2連敗の後は6連勝と好調。前節も相性の良いレバンガ北海道を相手に第1クォーターから32得点と飛ばし、終始主導権を握ったまま110-78の大勝を収めた。マイケル・パーカーはこの試合も28得点10リバウンドと高いパフォーマンスを発揮し、ジョシュ・ダンカンがいずれも今季自己最高となる27得点14リバウンドで続いた。ただ、骨折が判明した小野龍猛の長期離脱は今後の懸念材料になる。

 大阪はトランジションオフェンスで得点を重ねる千葉のペースに巻きこまれず、極力スローダウンしてロースコアゲームに持ちこみたいところ。千葉は第2節の三遠ネオフェニックス戦で連勝はしたものの若干ロースコアに終わっており、大阪としてもつけ入る隙はある。千葉は前節のスターターに富樫勇樹西村文男を同時起用。その2人にパーカーやギャビン・エドワーズアキ・チェンバースが絡む速攻を止めることができれば、勝機が見えてくるだろう。ソープや畠山俊樹のディフェンスでの躍動に期待がかかる。

文=吉川哲彦

■ロースター
・大阪(ヘッドコーチ:穂坂健祐)
今野翔太
長野誠史(NEW)
藤高宗一郎
ファイ・パプ月瑠(NEW)
根来新之助
木下博之
合田怜
ジャマール・ソープ(NEW)
エグゼビア・ギブソン
熊谷尚也
畠山俊樹(NEW)
ジョシュ・ハレルソン(NEW)

■ロースター
・千葉(ヘッドコーチ:大野篤史)
ジョシュ・ダンカン(NEW)
富樫勇樹
マイケル・パーカー
田口成浩(NEW)
トレイ・ジョーンズ(NEW)
大宮宏正(NEW)
アキ・チェンバース
西村文男
藤永佳昭(NEW)
ギャビン・エドワーズ
石井講祐
原修太
小野龍猛

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