2018.12.16

ウインターカップ女子注目校（4）四日市商業（三重）「狙うは冬のメインコート、夏のベスト4越え」

インターハイではチーム史上初のベスト4進出を果たした[写真]=山口剛生

田島早苗

フリーライター

12月23日から29日の期間、武蔵野の森総合スポーツプラザにおいて、「SoftBankウインターカップ2018 平成30年度第71回全国高等学校バスケットボール選手権大会」が開催される。全国高等学校総合体育大会（インターハイ）、国民体育大会（国体）、そしてウインターカップを高校バスケ界の3大タイトルとしているが、ウインターカップは最も注目度が高い大会でもある。バスケットボールキングでは、そんな“真の年間チャンピオン”を決する冬の祭典を前に、今大会で注目すべき男女各5チームをピックアップした。

■女子注目校（4）四日市商業高校（三重県）

「特別に何か新しいことをしたわけではありません。サイズがないので、高さのあるチームに負けないリバウンドやディフェンスをそのまま伸ばしていこうとやってきました」と、ウインターカップに向けての取り組みを語ったのは四日市商業の横山俊幸コーチ。

　チーム史上初のベスト4を達成したインターハイでは3回戦で大阪薫英女学院高校（大阪府）、準々決勝では東京成徳大学高校（東京都）と、いずれも接戦を制しての快進撃だったが、その原動力となったのが堅いディフェンスとリバウンド。そのため、冬に向けては持ち味をさらにレベルアップさせることに重きを置いたのだ。今年のチームは、オフェンスでは『合わせのプレー』が特長で、5人の連動した動きからシュートチャンスを生みだすスタイル。その中で井谷彩良、堀江ゆうみ（ともに3年）、田中万衣羽（2年）らポイントゲッターたちだけでなく、谷口ひかる、濱田晴夏（ともに3年）など多くの選手が得点に絡んでいくのも強みだ。

　インターハイ以降、「今までにないプレッシャーを感じながらも、選手たちはそれに対応し、（練習試合でも）勝負どころで力を発揮していました。それはインターハイでの自信なのかなと感じますね」と、横山コーチが言うように、選手たちは心身ともたくましくなって冬の決戦を迎えることとなる。だが、四日市商業の属するブロックは強豪チームが顔をそろえる激戦ブロック。どこが勝ちあがってくるかは予測できないが、だからこそ、相手がどうこうというよりは、「自分たちがいかに高いレベルにいくか。サイズがない分、大会ではどこと対戦しても苦戦すると思いますが、そこをうまくしのいでいけたら。でも、まずは自分たちがやるべきことをしっかりとやることだと思っています」と、横山コーチ。夏に続いて冬のメインコートに立つために。四日市商業はウインターカップでも自分たちのバスケットを貫く。

文＝田島早苗

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ウインターカップ女子注目校（1）桜花学園（総体1）
（https://basketballking.jp/news/japan/highschool/20181211/119217.html）
 
ウインターカップ女子注目校（2）大阪薫英女学院（大阪）
（https://basketballking.jp/news/japan/20181213/119318.html）
 
ウインターカップ女子注目校（3）八雲学園（東京）
（https://basketballking.jp/news/japan/highschool/20181213/119281.html）
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ウインターカップ女子注目選手（1）池田沙紀（岐阜女子）
（https://basketballking.jp/news/japan/highschool/20181210/119324.html）
 
ウインターカップ女子注目選手（2）樋口鈴乃（精華女子）
（https://basketballking.jp/news/japan/highschool/20181212/120240.html）
 
ウインターカップ女子注目選手（3）野口さくら（安城学園）
（https://basketballking.jp/news/japan/highschool/20181214/121431.html）
 
ウインターカップ女子注目選手（4）星杏璃（昭和学院）
（https://basketballking.jp/news/japan/highschool/20181217/104770.html）